スヌーピーミュージアム特別展、ピーナッツ・ギャングの恋模様―徹底ガイド＆インタビュー

編集部
2017.10.20

天気と同様、思い通りにならない恋模様

スヌーピーミュージアム特別展『Love is Wonderful―恋ってすばらしい。』の展示コンセプトは、うまくいかない“恋”と自分の思い通りにならない“気象”を重ね合わせており、壁面は色とりどり、様々な大きさや形、パターンのドット模様で彩られ、大小の空間、巨大な円柱で構成されている。アメリカ合衆国西海岸の家（部屋）のインテリアを彷彿させるキャラクターのタペストリーも印象的。今回もギャラリー内ほとんどのエリアが撮影可能となっており、Snoopy（スヌーピー）とキスをしているような写真を撮影することができるフォトスポットなども用意され、フォトジェニックでドラマチックな展示方法と工夫がされている。この空間で原画や展示を見ていると、思わずクスっと笑ってしまうことも多く、一緒に横で見ている家族や友達、恋人はもちろん、見知らぬヴィジターと目が合って一緒に笑ってしまうことも・・・その場で自分以外のヒトと似たような感情を心に抱き、感動をシェアできるのもスヌーピーミュージアムの空間ならでは。そして、“PEANUTS GANG”（ピーナッツ・ギャング）が繋げてくれる縁。他のヴィジターとも友達になっちゃおう！新たな恋の予感も・・・思い通りにはならないけどね！

最初と最後には鳥肌ものの超“胸キュン”な演出

スヌーピーミュージアムが展覧会開催毎に進化し続けていることはご存知の方も多いだろう。今回の展示もテーマに合わせて進化し、ドラマチックな空間と演出になっている。「今回も“窓”があります！」と伝えるスヌーピーミュージアム館長の中山三善さんは、「前回の展覧会に引き続き、それぞれの窓を覗いてみてほしい。特に最初と最後。最初の窓の向こうに何が見えるか、最後の窓の向こうに何が見えるか覗いてほしい」と笑顔で語り、今回も前回の開館1周年記念展『PEANUTS GANG ALL STARS!』（ピーナッツ・ギャング・オールスターズ！―ともだちを紹介してよ、スヌーピー。）に引き続き“恋窓”（こいまど）の存在を明かしてくれた。実際に“恋窓”を覗いてみると、向こう側には・・・足のつま先から頭のてっぺんまで鳥肌が立つくらい、超“胸キュンになってしまう演出となっている。これは必見。

思わずウルっときてしまう“胸キュン”シアター

世界で唯一、スヌーピーミュージアムだけでしか見ることができないオリジナル映像は、展覧会開催毎に話題になっている。

制作： ROBOT　※画像はイメージ
© Peanuts Worldwide LLC

オープニングシアターとして、スヌーピーミュージアム特別展『Love is Wonderful―恋ってすばらしい。』のテーマに合わせ、晴れ、曇り、風、雨など、天気・気象を思わせる思い通りにならない恋模様の映像が上映されている。ヴィジターは、“胸キュン”して笑顔になり、温かい気持ちのままワクワク、ドキドキ、ウキウキしながらミュージアム内に足を進めて行く。

制作： ROBOT　※画像はイメージ
© Peanuts Worldwide LLC

ギャラリーの終盤にあるシアターは恋シアターとして、陽が落ち、家に帰った“PEANUTS GANG”（ピーナッツ・ギャング）たちが、恋する相手を星降る夜空に思い描く、ロマンチックなショートムービーが上映されている。恋、そして、愛・・・最後に登場するSnoopy（スヌーピー）のメッセージに思わずウルっときてしまう。

スヌーピーミュージアムならではのシーズナルコンテンツ

スヌーピーミュージアムでは、シーズンに合わせて一部の展示や装飾、フォトスポットが変わるほか、様々な企画やワークショップなども実施されている。スヌーピーミュージアム特別展『Love is Wonderful―恋ってすばらしい。』の開催期間中、2017年10月31日（火曜日）のハロウィーンにはハロウィン・パーティーを開催。2017年11月22日（水曜日）よりクリスマスを彩る「スヌーピー・イルミネーション」なども実施される。「スヌーピー・イルミネーション」は、スヌーピーミュージアムのクリスマスらしく色とりどりのイルミネーションの中にSnoopy（スヌーピー）やWoodstock（ウッドストック）が浮かび上がる。屋外での実施のため、入館なしの観覧も可能となっている。

スヌーピーミュージアムの開館期間は残すところあと1年

スヌーピーミュージアムは、2年半の期間限定のサテライトミュージアムとなっており、開館期間は2018年9月までのあと1年。残すところあと1回の展覧会となる。まだスヌーピーミュージアムに行ってない人は、是非足を運んで、じっくりと原画や展示を観てほしい。『PEANUTS』（『ピーナッツ』）の深さ、温かさが身に沁み、老若男女問わず、必ず“PEANUTS GANG”（ピーナッツ・ギャング）と友達になり、大好きになる。

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編後