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深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」が上野の森美術館で開幕—人生と生活の中から生まれた遊び心あふれる“深堀金魚”の全貌に迫る

本物と見間違えるくらいリアルな金魚(絵)を描く現代美術家 深堀隆介氏の展覧会が、東京・上の森美術館で開幕した!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!

 
深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」
金魚酒 命名 出雲なん/2019年/作 深堀隆介 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

Goldfish第1章 樹脂との格闘 / 進化する技法

深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」

蒼宿/2019年/作 深堀隆介/横浜美術大学蔵 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」

百済/2019年/作 深堀隆介 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

深堀隆介が2000年代から制作を続けている、一合枡の中で金魚が泳ぐ『金魚酒』シリーズ歴代作品がずらりと展示されている。ここでは、最初から深堀隆介が写実的で立体的な金魚絵を描いていたと思っている人は、口々に「意外に平面だ」と驚く。初期の作品は、金魚絵に立体感はなく、透明樹脂の中で平面の金魚絵が泳いでいる。しかし、歴代作品を見ていくと、次第に平面の金魚絵でも角度によって立体的に見えるように作られ、試行錯誤を繰り返して現在の写実的で立体的な金魚絵になっていることがわかる。樹脂と格闘し、独自で手法・技法を進化させてきた20年の苦労と努力の結晶が見て取れる。

Goldfish第2章 2D — 平面に挑む

金魚絵師 深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」

そらみつ/2009年・大渦/2010年・大蘇我/2010年/作 深堀隆介 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

深堀隆介は、立体作品だけではなく、比較的に大型の平面絵画も制作している。平面絵画にも関わらず、立体感・躍動感があり、生命力と神秘に満ちあふれた作品である。

金魚絵師 深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」

ライブペイント作品 緋照/2021年/作 深堀隆介 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

2部制で開催された内覧会の1部では、俳優/タレントの照英とお笑いタレントのヒコロヒーをゲストに迎え、深堀隆介によるライブペイントのパーフォーマンスが実施された。事前に書かれた下絵には、深堀隆介が好きだという前方後円墳(古墳)と富士山、さらに照英とヒコロヒーのリクエストに答えて平等院鳳凰堂の絵が描かれ、その上に金魚を描いていき、キャンバスに水鉄砲で水をかけて絵の具を滲ませ、水を垂らすなど、遊び心あふれる独特のパフォーマンスも披露。作品名は、ヒコロヒーの「ヒ」=「緋」と照英の「照」それぞれの頭文字を取って『緋照』と名付けられた。キャンバスをはみ出して壁にまで描かれた生命力あふれる金魚絵は必見!

 

金魚絵師 深掘隆介展「金魚鉢、地球鉢。」
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本物と見間違えるくらいリアルな金魚絵はもちろんだが、何よりも深堀隆介さんに感動する。深堀隆介さんとお話しをさせていただくと、真摯で、常に誰かを楽しませよう、誰かに楽しんでもらおうと、そんな気持ちがまっすぐに伝わってくる。そういう気持ちが作品にも表れ、世界中の多くの人々の美意識にも触れる、生命力あふれる神秘的な金魚絵となるのだろう。そして、どんなときも遊び心を忘れず、自身の人生や生活の中のリアル、身近から作品を生み続ける天才であり、アーティスト、エンターテイナーである。深堀隆介さんという“ひと”にもっと興味・関心が湧き、お話を伺いたいと思った。今回初登場の公式アンバサダーでもある加藤倖都さんも深堀隆介さんに会い、その情熱や作品に触れたことで良い刺激になり、感じたことや学んだことがたくさんあったようだ。是非、みなさんも“深堀金魚”を観に上野の森美術館へ!

 
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