展覧会『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』今日閉幕、真の葛飾北斎の世界観と人物像

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏/日本浮世絵博物館蔵
©︎SAPIENS TODAY Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

展覧会『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』が、全63日間の会期を終え、今日2019年3月24日(日曜日)に閉幕する。

 

世界的に“Great Wave”と称される版画『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』を含む『冨嶽三十六景』シリーズや19世紀のヨーロッパにおけるジャポニズムの流行の契機となった『北斎漫画』など、時代を超えて世界中で愛され続けている浮世絵師の葛飾北斎とその作品。日本国では学校の教科書にも掲載されているが、葛飾北斎の約70年に及ぶ画業と絵師人生の作品の中で一般的に知られている作品はごく一部であり、葛飾北斎の世界観や人物像までを知る機会は少ない。

展覧会『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』では、葛飾北斎の絵師人生を、勝川派の絵師として活動した春朗期、勝川派を離れて肉筆画や狂歌絵本の挿絵といった新たな分野に意欲的に取り組んだ宗理期、読本の挿絵に傾注した葛飾北斎期、多彩な絵手本を手掛けた戴斗期、錦絵の揃物を多く制作した為一期、自由な発想と表現による肉筆画に専念した画狂老人卍期と、6期に分けて紹介。20歳のデビュー作『四代目岩井半四郎 かくし』から90歳の絶筆まで、近年発見された初公開作品を含む約480件という大規模な作品の展示を通覧することができた。また、葛飾北斎研究の第一人者である故・永田生慈の2,000件を超えるコレクションの中から選りすぐりの作品も展示。永田コレクションは、展覧会『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』終了後、島根県のみで公開されることとなり、東京で見ることができる最後のチャンスとなった。展示される作品やボリュームにも満足できるこの貴重な機会を逃すまいと、会期中は国内外から多くの人が来場し、動員数は100,000人超。葛飾北斎が愛したベロ藍(後に“北斎ブルー”と呼ばれる)を使った版画『冨嶽三十六景』10枚を含む46枚も有名で素晴らしいが、今回展示されている作品から見てわかるのは、朱を使った独特の表現方法の素晴らしさ、さらに表現方法やアイデアの多才さ、奥深さを再認識させられる。また、葛飾北斎によって描かれた当時の人々の暮らしや日本全国の素晴らしい景色、風情、刹那は、当時もいままでも国内外の人々に「日本国は美しい」と思わせるきっかけにもなったはずだ。漫画や絵手本、当時斬新で画期的だったであろう切り抜いて組み立てて遊ぶキットなど、作品を通して人を楽しませて喜ばせようとする葛飾北斎の人間性やアーティスト性も伝わり、真の葛飾北斎の世界観や人物像にまで触れることができる。観にいっていない方は、まだ間に合う!今日、森アーツセンターギャラリーに!

 

展覧会『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』は、今日2019年3月24日(日曜日)に会期を終え、閉幕する。

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展覧会情報
展覧会『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』
HOKUSAI UPDATED – The Perpetual World of HOKUSAI

  • 日程: 2019年1月17日(木曜日)から3月24日(日曜日)
  • 時間: 10時00分から20時00分 火曜日は10時00分から17時00分(入館は閉館の30分前まで)
  • 休館: 1月29日(火曜日)・2月19日(火曜日)・2月20日(水曜日)・3月5日(火曜日)
  • 会場: 東京・森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ 森タワー 52F)
  • 料金: 一般 当日 1,600円(税込) / 高校生・大学生 当日 1,300円(税込) / 小学生・中学生 当日 600円(税込) / 障がい者とその介護者1名無料
  • チケット: 六本木ヒルズ 森タワー 3F チケットカウンターにて発売
  • 音声ガイド: 貫地谷しほり(女優)、神田松之丞(講談師)
  • 主催: 日本経済新聞社、NHK、NHKプロモーション、森アーツセンター
  • 協賛: 伊藤忠商事株式会社、凸版印刷株式会社、三井住友海上火災保険株式会社
  • 特別協力: 島根県立美術館
  • 協力: 日本航空
  • お問い合わせ: ハローダイヤル 03-5777-8600

展覧会『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』
HOKUSAI UPDATED – The Perpetual World of HOKUSAI
https://hokusai2019.jp

 

展覧会『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』

 

   
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