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ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYONDが開幕—さまざまなミッキーマウスに出会い未来を想像・創造する

ミッキーマウスの進化を展望する展覧会『ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND』が開幕した!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!

 
ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND
© SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi ©︎Disney

映画『蒸気船ウィリー』の公開から12年を経て公開された映画『ファンタジア』は、当時では考えられなかったマルチサラウンドシステムが導入され、“音楽の視覚化”に挑んだアニメーション・映像史上類を見ない革命的なアニメーション作品。公開80周年を記念し、“ウォルト・ディズニーが現代に生きていたらどのように表現するか”を考え、現代の最新技術を駆使して映像・音響共に新しい『ファンタジア』が紹介されている。ここでは写真を掲載しないので、是非、会場に足を運んで直接見て楽しんでいただきたいが、最新技術の装置・システムに見覚えがあることに気付く来場者もいるのではないだろうか。記憶を辿ると、映画『ファンタジア』が公開される3年前、1937年に公開された世界初の長編カラーアニメーション映画『Snow White and the Seven Dwarfs』(邦題『白雪姫』)の制作の際に開発されたマルチプレーンカメラ=小型のやぐらを組み立て、それぞれ違う高さに4枚から5枚のセル画を重ね、上からカメラで見下ろして撮影する装置に以ていることがわかり、その横型・現代デジタル版と言える。視覚的イメージとその表現を重要視したウォルト・ディズニーが現代に生きていれば、原点に戻りつつもリスクを恐れずに挑戦し、新しいシステムも融合してアニメーション・映像の未来を牽引し続けていたことを想像できるものになっている。

現代=THE TRUE ORIGIN

ゾーン「現代=THE TRUE ORIGIN」では、2018年から2019年にアメリカ合衆国ニューヨークで開催された展覧会『MICKEY: THE TRUE ORIGINAL』でも展示された作品を日本展のためにリキュレーション。「Forms That From Mickey Mouse(ミッキーマウスを形作るもの)」、「Explosion of Color(色彩の爆発)」、「Icon of Pop Culture(ポップカルチャーの象徴)」、「Memories(記憶)」の4つのコーナーで構成され、約20人の現代アーティストの作品を紹介。

ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND

Shinique Smith “Bale Variant No.0026 (Ode to Mickey Mouse, My First Love)” © SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi ©︎Disney

ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND

DRx “3000% Mickey BE@RBRICK” © SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi ©︎Disney

ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND

Brian Roettinger “(L)imitation of Sound” © SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi ©︎Disney

ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND

London Kaye “Supersonic Skein” © SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi ©︎Disney

ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND

Javier Sanchez Medina “Studio for Mickey’s hands” © SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi ©︎Disney

ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND

Tetsuya Nomura “Sketches from KINGDOM HEARTS Re:coded” © SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi ©︎Disney

ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND

Daniel Arsham ”Hiding Mickey” © SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi ©︎Disney

ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND

Amanda Ross-Ho “Untitled T-shirt (Nonagenarian)” © SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi ©︎Disney

アーティストのKeith Haring(故・キース・ヘリング)をはじめ、現代アーティストのDaniel Arsham(ダニエル・アーシャム)、ヴィジュアルアーティスト/イラストレーターのJames Jean(ジェイムス・ジーン)、グラフィックアーティストのBrian Roettinger(ブライアン・ロエッティンガー)、ストリートアーティストのLondon Kaye(ロンドン・ケイ)、イラストレーター/映像作家の田名網敬一、デザイナーの野村哲也ら約20人のアーティストが制作したインスタレーションを展示。さらに映画『蒸気船のウィリー』をモダンにグラフィック再編した映像作品『Steamboat Willie Redux』が上映されている。映像作品『Steamboat Willie Redux』は、世界中のさまざまなアーティストやクリエイターチームに映画『蒸気船ウィリー』の35シーンが割り当てられ、オリジナルのサウンドトラックにアニメーションをシンクロさせ、連続して見えるようにオリジナルのシーンレイアウトを使って構成。映画『蒸気船ウィリー』の現代的な解釈として楽しむことができる。

 

©︎Disney
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国内外のさまざまなアーティストが手掛けたオリジナルのMickey Mouse作品が展示され、Mickey Mouseというブレない原点と芯はありながらも時代に合わせて変化するMickey Mouseから、Mickey Mouseの未来に重ね合わせて私たちのポジテイブな未来を想像・創造することができる。作品を観賞していると、自分の中の感性やクリエイティビティが爆発すること間違いなし!六本木ヒルズ内の14店舗では、Mickey Mouseデザインのオシャレな限定コレクションが販売されているので、展覧会を見終わってからでもショップに寄ってみてね!

 
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