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しあわせは身近にあることを教えてくれるスヌーピーの存在—スヌーピーミュージアム「ザ・スヌーピー展」で知る本当のしあわせ

コミック『PEANUTS』誕生75周年記念「ザ・スヌーピー展 世界のともだちになった犬。」が、スヌーピーミュージアムにて開催されている!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!

 
『PEANUTS』原画 1990年7月18日
『PEANUTS』原画 1990年7月18日 © 2025 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
スヌーピートリビア

1937年、チャールズ M. シュルツが14歳のとき、11歳頃から飼いはじめた犬のスパイクをモチーフにした絵「ピンと鋲、剃刀の刃を食べる猟犬」を『RIPLEY’S Believe It or Not』(『リプリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット』)紙に投稿すると、その絵が通信社の配信するコミック欄にとりあげられ、チャールズ M. シュルツにとって初めて印刷された作品となる。このときに描いた猟犬は、写実的に描かれ、チャールズ M. シュルツの優れた才能と技巧、芸術性もわかる。それから10年後の1947年6月22日、アメリカ合衆国ミネソタ州セントポールの地元紙『Saint Paul Pioneer Press』(『セントポール・パイオニア・プレス』)紙で初めてチャールズ M. シュルツのコミックストリップ『Li’l Folks』(『リル・フォークス』)が採用され、連載がスタート。“チビッコたち”を意味するタイトルの『Li’l Folks』に登場する子どもたちと犬は、のちの『PEANUTS』に登場する“PEANUTS GANG”を予感させる。実は、1947年2月7日には宗教色の濃いコミック雑誌『Timeless Topix』(『タイムレス・トピックス』)にコミック『Just Keep Laughing』(『とにかく笑おう』)の連載もスタートしていた。1950年、チャールズ M. シュルツは、配信会社であるUnited Feature Syndicate(ユナイテッド・フィーチャー・シンジケート)と契約し、コマ数やレイアウト、縦横比、サイズを自由自在に変更できる仕様にして、それを売りにしたほか、登場人物に個性を持たせた。チャールズ M. シュルツの意向はタイトルを『Li’l Folks』のままにする予定だったが、ユナイテッド・フィーチャー・シンジケートの一存で『PEANUTS』に変更された。チャールズ M. シュルツ美術館&リサーチセンターやスヌーピーミュージアムで展示されている原画をよく見ると、「©︎ United Feature Syndicate, Inc.」のクレジットが切り貼りされている。

Snoopy Can Be Anyone|なんにでもなれる

『PEANUTS』原画 1997年7月31日

『PEANUTS』原画 1997年7月31日 © 2025 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi


『PEANUTS』原画 1997年7月31日

『PEANUTS』原画 1997年7月31日 © 2025 Peanuts Worldwide LLC

 スヌーピーは、ただの犬。しかし、想像し、夢を見て、さまざまな姿に変身する。ほかの動物(のふり)のほか、サングラスをかけた学生 ジョー・クール、撃墜王 フライング・エース、宇宙飛行士、小説王、弁護士、外科医、精神分析医(ルーシー)の代理、海賊、サンタクロース、野球選手、アイスホッケープレーヤー、テニスプレーヤー、ゴルファー、フランス外国人部隊の将校、世界第二次世界大戦の勇士…となり、ほかの“PEANUTS GANG”と私たちを楽しませ、私たちに想像することの大切さ、夢見ることの大切さ、そして何にでもなれることを教えてくれる。想像や夢は、自由で無限。

 

『PEANUTS』原画 1985年10月21日

『PEANUTS』原画 1985年10月21日 © 2025 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

 スヌーピーの変身と同様に注目したいのは、スヌーピーのドッグハウス(犬小屋)も単なるドッグハウスではなく、ベッド、書き物机、戦闘機、エース航空、学生会館など、さまざまな役割を果たすように変わっていく。

『PEANUTS』原画 1977年2月1日

© 2025 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

『PEANUTS』原画 1965年6月25日

『PEANUTS』原画 1965年6月25日 © 2025 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

『ピーナッツ』原画 1991年12月5日

『ピーナッツ』原画 1991年12月5日 © 2025 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

スヌーピートリビア

スヌーピーのドッグハウスの中は、本やレコード、ビリヤード台、画家のVincent van Gogh(ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ/1853 – 1890)(のちに画家のAndrew Wyeth(アンドリュー・ワイエス/1917 – 2009)に変わる)などの貴重な絵画、娯楽室、酒場、書斎まで備えており、無限の世界が広がっているという不思議な場所。1966年、チャールズ M. シュルツのスタジオが火事で焼け、同年9月19日の新聞に掲載されたコミックストリップではスヌーピーのドッグハウスが火事で全焼したことが描かれる。スヌーピーのドッグハウス内に飾ってあったヴィンセント・ヴァン・ゴッホの絵も燃えてしまい、新しく建て替えられたドッグハウスにはヴィンセント・ヴァン・ゴッホの絵の代わりにアンドリュー・ワイエスの絵を飾ったというコミックストリップが1966年11月4日の新聞に掲載された。チャールズ M. シュルツは、アンドリュー・ワイエスとも親交があり、敬愛していたようだ。スヌーピーミュージアムでは、本展が開催されている階と同じ階にスヌーピーのドッグハウスが何十倍もの大きさで再現されている「ベリ・ハッピー・ホーム」があるので、入ってみよう!

How Do You Feel?|どんな気持ち?

コミック『PEANUTS』誕生75周年「ザ・スヌーピー展 世界のともだちになった犬。」

How Do You Feel?|どんな気持ち? © 2025 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi


 

©︎ 2025 Peanuts Worldwide LLC
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コミック『PEANUTS』誕生75周年記念「ザ・スヌーピー展 世界のともだちになった犬。」が、スヌーピーミュージアムにて開催され、連日多くの人で賑わっている!アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリス生まれ、セントポール育ちのCharles M. Schulzさんの育ち、家族、人柄、技巧、軌跡と、結婚後の移住先カリフォルニア州ソノマ郡セバストポルとサンタローザの穏やかな風土が生み出したコミックストリップ『PEANUTS』。本展では、日本国でも大人気を博す『PEANUTS』に登場する“PEANUTS GANG”の1匹、宇宙で一番有名なビーグル犬のスヌーピーにフォーカスを当て、原点回帰。“スヌーピー”とは?を知ることが、何であるのかにたどり着く。気がつけば、筆者もこのリポートを執筆、編集しながら、10年以上前に亡くしたヨークシャーテリアのおんなの子を思いながら取り組んでいた。Yes/No、好き嫌い、面倒臭い、おやつもそれじゃない、お留守番させると地雷を仕掛けてくる(うんちを部屋のあちらこちらにお漏らし)・・・と、意思がはっきりしていて、個性も表情も感情も豊か。彼女といると本当にしあわせで、幸運を呼ぶ犬だった。またいつか会えたらいいなぁなんて・・・。それはさておき、善だの悪だの、右だの左だの、敵だの味方だの、勝っただの負けただの、数字が多いだの少ないだの、有名だの無名だの、金持ちだの貧乏だのと、誰かが一方的に作り出した印象や情報、価値観に翻弄され、いつの間にか必要のない高いプライドを持ち、勝手に他者を蔑み、レッテルを貼り、差別的や排他的になり、なにかと勝ることや比べたがる自己中心的を超えた“自分至上主義”の人が増えた。それは、政治や警察をはじめとする公権力、私たちマスコミ・報道機関のせいであり、企業ビジネスやソーシャルメディアのあり方と仕組みのせいであり、あまりにも便利になりすぎたせいかもしれない。権力や企業、ブランドが消費者・利用者のお金や時間、労力、才能、個人情報、プライバシーを窃取する仕組みが、争いや分断、過剰な競争、依存、制裁、押し付けの価値観を生み出し、“クソダサい”この風潮や傾向に人々が惑わされ、傾き、他者だけなく、自分自身をも苦しめ、しあわせから遠のいている。しあわせの形や価値観はさまざまだが、誰かや何かに勝ることも比べる必要もない。あなたはあなた、あなたがこの世に生まれてきてくれただけでしあわせ、誰もがしあわせになるために生まれてきた——そんなこともスヌーピーや“PEANUTS GANG”、『PEANUTS』は感じさせてくれる。わずか数秒で読むことができるが、その数万倍もの想像力を掻き立たせてくれる『PEANUTS』は、私たちの身近にこそしあわせや喜びがあることを教えてくれる——「ともだち」「知ること」「理解すること」「思うこと」「寛容でいること」「愛すること」「信じること」「側にいること」「分け与える、シェア(共有)すること」「想像すること」「夢見ること」「正直でいること」「笑うこと」「期待しないこと」「食べること」「寝ること」——そして「『PEANUTS』を読む、見ること」——ほら、ささやかだけど、しあわせや喜びは身近にあるでしょ!?もちろん一時的な特別な何かも大切だけど、身近にあるささやかなしあわせや喜びこそ、普遍的で一番大切なもの。そこにあるのは、Charles M. Schulzさんが描くユーモアと、子どもたち、犬、鳥の永遠の友情。“PEANUTS GANG”同士だけでなく、あなたとの友情も存在する。本展で、原画やドローイング、スケッチ、コミックストリップで『PEANUTS』を読む、見るという貴重な体験を通して“クスッ”と笑うことができたのなら、それはもうしあわせと喜び、友情の証。あるようでない権力を暴力的に振りかざす者たち(警察をはじめとする公権力)によって混沌殺伐とする世界、権力や企業、ブランドがあなたのお金や時間、労力、才能、個人情報、プライバシーを搾取する世界・・・そんな中で、こころが折れそうなとき、荒みそうなとき、挫けそうなとき、落ち込みそうなとき、逃げたくなるとき、この世から消え去りたいと思ったとき、元気になりたいとき・・・『PEANUTS』に触れるといい。ライナスのSecurity Blanket(安心毛布)のように、こころの拠りどころになる。自分自身にも優しくなれるし、自分以外の他者や生きものにも優しくなれる。“HAPPINESS IS A WARM PUPPY..(しあわせは、あったかい子犬..)”——スヌーピーをギュッと抱きしめるように、スヌーピーミュージアムと『PEANUTS』を通して、本当のしあわせを知り、そのしあわせを全身で感じてほしい。後ね、スヌーピーが教えてくれるしあわせの中には、「想像すること」「夢見ること」=「Snoopy Can Be Anyone(スヌーピーはなににだってなれる)」があるんだけど、スヌーピーが変身し、ほかの動物(のふり)やサングラスをかけた学生 ジョー・クール、撃墜王 フライング・エース、宇宙飛行士、小説王、弁護士、外科医、精神分析医(ルーシー)の代理、海賊、サンタクロース、野球選手、アイスホッケープレーヤー、テニスプレーヤー、ゴルファー、フランス外国人部隊の将校、世界第二次世界大戦の勇士...になったように、あなたも何にだってなれるし、何だってできるんだから!「ぼくは、◯◯◯」「わたしは、◯◯◯」と宣言、名乗ったそのときから、◯◯◯になる。目まぐるしく変わる世界、社会情勢の中で大変な日々だと思うけど、知性と感性、想像力を身につけ、夢、希望、愛、ユーモアを持って、陽気に(ポジティブに)あなたの人生を生かされ生きてください。きっと、しあわせになるから。私たちは、あなたのしあわせを心から願っています。『PEANUTS』誕生75周年、おめでとうございます!スヌーピーミュージアムは、今年開館10周年へ——。

 
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