展覧会『画業50年突破記念 永井GO展』が開幕—貴重な直筆マンガ原稿等600点以上展示＆仕事部屋も再現

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展覧会『画業50年“突破”記念 永井GO展』が、今日2019年9月14日（土曜日）に東京・上野の森美術館で開幕する。

マンガ家の永井豪が画業50年を突破したことを記念して開催される展覧会『画業50年“突破”記念 永井GO展』の開幕に先駆け、昨日9月13日（金曜日）に内覧会が開催され、永井豪が登壇。永井豪は、本展覧会について「50年ただひたすら直向きに描き続けてきた作品が展示されることを本当に嬉しく思っています。なんとかマンガ家として存在していたいという思いで、必死に描いていました。それがみなさまの心に少しでも触れたら幸いです」と挨拶。「デビューした当時は、昔からの影響もあり、色んなことがダメという風潮に疑問がありました。『ヤングマガジン』で女の子に水着の格好をさせたら“ダメだ！”と言われて、自分の感覚がおかしいのか、世の中が少し固まっているのかと思うことがありました。それが年月が経つにつれて世の中も変化していって、過激と言われた僕の作品群がそんなに過激ではなく、可愛らしいものだと理解していただけるようになったのではないかと思っています。“過激”が自分のスタイルですので、過激なものを探そうと努力はしているのですが、最近は世の中の方が過激なので何をやってもおとなしく見えてしまいます」と50年を振り返り、自身のスタイルや“表現”についても語った。再現された仕事部屋とデスクについては、「ほとんどまんまですね。イタズラ描きも飾っていただけて嬉しいです。ほとんどというのは、ここに展示できないものもありまして・・・（笑）」と語り、記者たちの笑いを誘った。また、再現された仕事部屋には、今年7月にフランス共和国政府から授与された芸術文化勲章“シュヴァリエ”も展示されており、“シュヴァリエ”については「自分では意識していなかったのですが、みなさまの反応を見て、凄く良いものをもらったんだなと感じました（笑）」とコメント。終盤、キューティーハニーに扮したモデルの高崎かなみが登場し、手をハート型にして「ハニーフラッシュ！」の掛け声と共にお祝いとエールを贈り、永井豪も照れながら愛情いっぱいのお祝いとエールを受け取った。

展覧会『画業50年“突破”記念 永井GO展』は、第1章「鬼と悪魔の黙示録」、第2章「ヒロイン・ヒロイックサーガ」、第3章「笑劇奇譚」、第4章「魔神伝説」、第5章「OTHER WORKS」、第6章「現在進行形」の6つの章で構成され、デビュー作から最新作までの貴重な直筆マンガ原稿やカラーイラスト、門外不出の秘蔵資料、初公開となる永井豪のデビューまでの道のりをマンガ化した作品など約600点以上が展示されている。さらに永井豪が普段仕事をしている仕事部屋・デスクを再現したエリアや『マジンガーZ』『デビルマン』の世界観をイメージしたエリアがあり、永井豪のイマジネーションの世界を楽しむことができる展覧会となっている。フォトスポットや直筆のキューティーハニーとメッセージが描かれたメッセージボードもあるので必見！

展覧会『画業50年“突破”記念 永井GO展』は、今日2019年9月14日（土曜日）から9月29日（日曜日）まで東京・上野の森美術館で開催。