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聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』後期展示が奈良国立博物館で開幕—国宝 薬師如来坐像や聖徳太子坐像を公開

聖徳太子の1400年遠忌を記念した特別展『聖徳太子と法隆寺』の後期展示がスタートした! どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!

 
聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』
国宝 薬師如来坐像/飛鳥時代・7世紀/奈良・法隆寺蔵/通期展示、国宝 聖徳太子坐像/平安時代・保安2年(1121年)/奈良・法隆寺蔵/通期展示、国宝 伝橘夫人念持仏厨子(部分)/飛鳥時代・7〜8世紀/奈良・法隆寺蔵/東京展のみ通期展示
聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』

国宝 薬師如来坐像/飛鳥時代・7世紀/奈良・法隆寺蔵/奈良展・東京展ともに通期展示

聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』が、2021年6月20日(日曜日)まで奈良・奈良国立博物館 東・西新館で開催され、その後7月13日(火曜日)より東京・東京国立博物館 平成館で開催される。

 

日本国が周辺諸国から倭国と呼ばれていた飛鳥時代、日本国最初の女性天皇(大王)である第33代天皇の推古天皇のもとで、貴族で政治家の蘇我馬子と協力し、当時の隋(現・中華人民共和国)に遣隋使を派遣して先進している文化・制度を学び、冠位十二階や十七条憲法を制定し法令・組織を整備、天皇や王族を中心とする中央集権の国家体制を確立したほか、仏教や儒教を取り入れ、神道と共に信仰し興隆に努め、推古天皇15年(607年)には斑鳩に法隆寺を創建し、後世に続く日本国の文化的な基盤を築いたとされる皇族で政治家の聖徳太子。今年2021年は、聖徳太子の1,400年遠忌にあたり、これを記念した聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』の後期展示が5月25日(火曜日)から奈良国立博物館で始まり、7月からは東京国立博物館 平成館でも開催される予定となっている。

聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』は、1章「聖徳太子と仏法興隆」、2章「法隆寺の創建」、3章「法隆寺東院と宝物」、4章「聖徳太子と仏の姿」、5章「法隆寺金堂と五重塔」で構成され、法隆寺が所蔵する日本国古代の仏像彫刻を代表する国宝 薬師如来坐像や聖霊院の秘仏本尊で国宝 聖徳太子および侍者像、国宝 観音菩薩立像(夢違観音)、国宝 塔本塑像、国宝 玉虫厨子、国宝 行信僧都坐像、重要文化財 聖徳太子坐像(七歳像)、重要文化財 聖徳太子像(孝養像)など、法隆寺において護り伝えられてきた寺宝を中心に、聖徳太子の肖像や遺品と伝わる宝物、飛鳥時代以来の貴重な文化財が公開され、聖徳太子と太子信仰の世界、飛鳥時代の高度で華麗な仏教文化に迫る。

聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』は、2021年6月20日(日曜日)まで奈良・奈良国立博物館 東・西新館で開催。その後7月13日(火曜日)から9月5日(日曜日)まで東京・東京国立博物館 平成館で開催される。

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展覧会情報
聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』

国宝 薬師如来坐像/飛鳥時代・7世紀/奈良・法隆寺蔵/通期展示、国宝 聖徳太子坐像/平安時代・保安2(1121)年/奈良・法隆寺蔵/通期展示、国宝 伝橘夫人念持仏(部分)/飛鳥時代・7〜8世紀/奈良・法隆寺蔵/東京展のみ通期展示

聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』
The 1400th Memorial for Prince Sōtoku, HŌRYŪJI—Prince Shōtoku and Treasures of Early Buddhist Faith in Japan

日程: 2021年4月27日(火曜日)から6月20日(日曜日)※前期 4月27日(火曜日)から5月23日(日曜日)・後期 5月25日(火曜日)から6月20日(日曜日)
時間: 9時00分から17時00分 / 土曜日 9時00分から19時00分まで(入館は各閉館の30分前まで)
休館: 月曜日
会場: 奈良・奈良国立博物館 東・西新館(奈良県奈良市登大路町50番地)
料金: 一般 前売日時指定 1,800円(税込) 当日 2,000円(税込) / 大学生・高校生 前売日時指定 1,200円(税込) 当日 1,400円(税込) ※要学生証提示 / 中学生・小学生 前売日時指定 300円(税込) 当日 500円(税込) ※要学生証提示 / キャンパスメンバーズ(学生) 前売日時指定 400円(税込) 当日 400円(税込) ※要会員証提示 / 障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名 無料 / 奈良博プレミアムカード会員 1回目・2回目の観覧無料、音声ガイド 会場レンタル版 おひとり様 1台 600円(税込) / iOS・Android アプリ版『聴く美術』 ダウンロード 610円(税込)
チケット: 前売日時指定は2月26日(金曜日)10時00 分よりローソンチケット(後期 5月25日(火曜日)から6月20日(日曜日)までの入場分 Lコード:57200)で販売中
音声ガイド: ナビゲーター 杏(女優/モデル)、解説ナレーター 三宅健太(声優)
主催: 奈良国立博物館、法隆寺、読売新聞社、NHK奈良放送局、NHKエンタープライズ近畿、文化庁
特別協賛: キヤノン、JR東日本、日本たばこ産業、三井不動産、三菱地所、明治ホールディングス
協賛: 清水建設、髙島屋、竹中工務店、三井住友銀行、三菱商事
協力: NISSHA、日本香道、仏教美術協会
注意: 新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大状況により、展覧会の内容・会期等が変更になる場合があります。変更の場合は、オフィシャルウェブサイトで臨時お知らせします。新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大防止のため、入館時の検温と手指の消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス等が必須となります。
備考: 東京展は、2021年7月13日(火曜日)から9月5日(日曜日)まで東京・東京国立博物館 平成館で開催予定。詳細は、決定次第、公式サイトに掲載されます。
お問い合わせ: ハローダイヤル 050-5542-8600

聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』
The 1400th Memorial for Prince Sōtoku, HŌRYŪJI—Prince Shōtoku and Treasures of Early Buddhist Faith in Japan
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/horyuji2021/
奈良国立博物館
https://www.narahaku.go.jp

 

 

聖徳太子1400年遠忌記念 特別展『聖徳太子と法隆寺』
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法隆寺所蔵の国宝 薬師如来坐像や聖霊院の秘仏本尊で国宝 聖徳太子および侍者像など、貴重な寺宝・文化財は必見!7月には、東京・東京国立博物館 平成館でも開催され、公開される予定!聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条の冒頭「一曰。以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨亦少達者、是以、或不順君父乍違于隣里。然、上和下睦諧於論事則事理自通、何事不成。」にある「一曰。以和爲貴、無忤爲宗。(いちにいわく。わをもってとうとしとなす、さからうことなきをむねとせよ。)」の「以和爲貴(和を以て貴しとなす)」には、2つの意味があるとされる。1つは「何事もみんな仲良く争わないのが良い」、もう1つは「しっかり議論しなさい」。これは、官僚や貴族に対する規範を示したものであり、神仏や思想の習合を背景に和と仏教を尊ぶ思想で政治を行うことを宣言したもの。いまの日本国や世界の情勢、優秀なリーダーがいない政治不信の中、聖徳太子が抱いた理想に思いを馳せ、歩むべき未来とそのあり方について考える良い機会にもなるはずだ。

 
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