セサミストリートが今年も世界自閉症啓発デーに参加決定—ポスターにジュリアが登場“知っていますか？私のこと。自閉症のこと。”

自閉症の特性を持つジュリアは、大親友のぬいぐるみ“フラッフスター”といつも一緒！ ©2022 Sesame Workshop. All Rights Reserved.

世界150以上の国と地域で愛され続けている子ども向け教育テレビ番組『Sesame Street』（『セサミストリート』）が、今年2022年も国連が定める4月2日のWorld Autism Awareness Day（世界自閉症啓発デー）に参加する。

セサミストリートをはじめとするテレビ番組や子どもの教育プログラムを手掛けるアメリカ合衆国の501(c)(3)（非営利組織）Sesame Workshop（セサミワークショップ）は、国連が定める4月2日（土曜日）の世界自閉症啓発デーと、日本国が定める4月2日（土曜日）から4月8日（金曜日）までの発達障害啓発週間に参加することを発表。

今年2022年は、全国の学校や保育所、福祉関係施設、医療機関、鉄道会社などに掲示・配布される世界自閉症啓発デー（日本実行委員会）の公式ポスターと公式リーフレットにセサミストリートの人気マペットで自閉症の特性を持つJulia（ジュリア）が全面に採用され、「知っていますか？私のこと。自閉症のこと。」をキャッチフレーズにジュリアを通して自閉症をはじめとする発達障がいと、それらの障がいを抱える人々への社会全体の理解・支援が進むよう啓発している。さらにジュリアの背後には、ジュリアのおともだちで良き理解者であるElmo（エルモ）とCookie Monster（クッキーモンスター）が仲良くハグをし、ジュリアの愛犬Rose（ローズ）も登場した。

今年の国内での世界自閉症啓発デーに関するイベントは、「輝く人・照らす人」をテーマに、昨年に引き続きオンラインで開催され、4月2日（土曜日）に配信される。詳細は、後日、世界自閉症啓発デー（日本実行委員会）公式サイトで発表予定となっている。

世界自閉症啓発デーは、2007年に国際連合本部で開催された第76回国際連合総会の本会議において、カタール国のSheikha Mozah bint Nasser Al Missned妃殿下の提案により全加盟国の支持を得て採択され、国際連合が4月2日を世界自閉症啓発デーに制定。世界中で自閉症に理解を深めるための取り組みが行われている。日本国でも毎年4月2日の世界自閉症啓発デーから4月8日までの1週間を発達障害啓発週間として、自閉症をはじめ、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障がい、学習障がい、注意欠陥多動性障がいなどの発達障がいに理解を深めるイベントやシンポジウムが開催されているほか、“癒し”や“希望”を意味する世界自閉症啓発デーのシンボルカラー“青色”のライトで日本全国のランドマークをライトアップするなどの啓発活動が実施されている。

4月2日（土曜日）世界自閉症啓発デーの日には、みなさんもシンボルカラーの“青色”が入ったもの（例：青い服、青いネクタイ、青いアクセサリーなど）を身につけるなどして、自閉症をはじめとする発達障がいと、それらの障がいを抱える人々への理解・支援の意思表示をして参加しよう！