映画『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』主人公が“えん罪”でシベリアの刑務所に移送寸前—行く末を案じる本編映像が到着
映画『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』の本編映像が公開された!どのような本編映像になっているの!?記事を読み進めよう!


ホヴィク・ケウチケリアンさん演じる軍司令官 ドミトリーがチャーリー・バフチニャンのシベリア移送を早めるよう刑務所長に圧力をかけるシーン ©︎ 2023 PEOPLE OF AR PRODUCTIONS and THE NEW ARMENIAN LLC All Rights Reserved.
映画『Amerikatsi』(邦題『アメリカッチ コウノトリと幸せの食卓』)の主人公 チャーリー・バフチニャンの行く末を案じる本編映像が公開された。
今回公開された本編映像は、政治家 Joseph Vissarionovich Stalin(ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン/1922 – 1952)政権下のソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)軍司令官 ドミトリーが刑務所を訪れ、“無実の罪”冤罪(えん罪)のスパイ容疑で逮捕、収監された囚人 チャーリー・バフチニャンを見つけ、刑務所長にシベリア移送を急かす様子。現在のロシア連邦でも同様で、誰も寄り付かない極寒の地 シベリアには、反逆などの政治犯や重罪を犯した者が収監される刑務所、強制収容所があり、家族との面会は疎か、人権もない非人道的な扱いがされているという。そんな場所に、チャーリー・バフチニャンを移送しろというのだ。一方、チャーリー・バフチニャンが鉄格子越しに観察しているアパートの一室に暮らす夫婦の夫 ティグランは、高名な画家であったにも関わらず党に禁止されている宗教画=教会の絵を描いたことで検閲に引っかかってしまい、シベリアに移送されるはずだったが、ティグランの妻がドミトリーの義理の妹だったことから罪を免れ、刑務所の監視員として働くという特別な待遇を受けていた。ドミトリーは、「あの男(チャーリー)を追放しろ。急いだほうが身のためだぞ」と刑務所長に圧力をかける。果たして、チャーリー・バフチニャンは、このままシベリアへと移送されてしまうのか——行く末を案じる本編映像となっている。
本作で脚本を書き、監督を務め、チャーリー・バフチニャンを演じた映画監督/脚本家/俳優のMichael Goorjian(マイケル・グールジャン)監督は、本作で描かれているディテールについて「この映画自体はフィクションですが、描き込まれているディテールは史実に基づくものが多くあります。例えば、ティグランは絵描きですが、教会の絵を描いてしまったことで“検閲に引っかかっちゃった”なんていうのは、プロデューサーの祖父の話がそのまま使われています。実際に、当時チャーリーと同じようにアメリカからアルメニアに帰還したのは300人くらいいたということです。そういったディテールを、アルメニアに帰還した人たちの子孫は口々に語ります。刑務所のスピーカーから流れるあの音楽もスターリンがいかに偉大で素晴らしい功績をこの国に残しているかを歌えというスターリンの命令によるもので、強制的に流さなければならなかった音楽でした」とフィクションとノンフィクションが交錯する作品になっていると明かしたという。
どのような過酷な状況でも常に生きる希望を失わない——映画『Amerikatsi』(邦題『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』)は、2025年6月13日(金曜日)より全国の映画館にて公開される。
《STORY》 幼少期にオスマン帝国(現在のトルコ)でのアルメニア人に対する迫害から逃れるためにアメリカに渡ったチャーリーは、1948年、自身のルーツを知るために祖国に戻ってくる。ソ連統治下にあっても理想の故郷に思えたからだ。ところがチャーリーは不当に逮捕され、収監されてしまう。悲嘆に暮れる中、牢獄の小窓から近くのアパートの部屋が見えることを知り、そこに暮らす夫婦を観察することが日課になっていった。いつしかチャーリーは夫婦の生活に合わせてあたかも同じ空間にいるかのように、一緒に食事をし、歌を歌い、会話を楽しんだ。ところが夫婦仲がこじれて部屋には夫だけが残され、時を同じくしてチャーリーのシベリア行きが決まってしまう。移送の期限が迫る中、チャーリーによる夫婦仲直り作戦が始まる——。
公開: 2025年6月13日(金曜日)より全国の映画館にて公開
監督: Michael Goorjian(マイケル・グールジャン)
脚本: Michael Goorjian(マイケル・グールジャン)
出演: Michael Goorjian(マイケル・グールジャン)、Hovik Keuchkerian(ホヴィク・ケウチケリアン)、ほか
後援: 駐日アルメニア共和国大使館
配給: 彩プロ
いよいよ来週に全国公開が迫った映画『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』の本編映像が到着!シリアスな内容ながらも、所々に若干のコメディ要素も見え隠れしており、主人公 チャーリー・バフチニャンの行く末を案じながらもストーリー展開が気になるところ。本作がフィクションとは言え、ノンフィクションも交錯しており、権力が身内に甘く、優遇したり、身内の罪や都合の悪い証拠を隠蔽、隠滅したりするのは、時代が変わってもどの国でもここ日本国でも変わらないのだというのもよくわかる。あってないようなもの=権力は、いつの時代も権力を持っていると勘違いしている者が自分(たち)のために使う。また、本作では音楽を使ったスターリンによるスターリンのためのプロパガンダも再現されているが、日本国でも自分たちの実績や評価を上げるために、真実をねじ曲げて自分たちに都合の良い印象や世論をつくるためにリリースや報道、聞き込みなどをするプロパガンダや印象操作のやり方も変わっていない。海外の人から聞かれる本当の声——日本国は、民主主義じゃなく、ある程度成功した(コントロールされた)社会主義。もうすぐ共産主義になるんじゃないかと案じている。自身のルーツを隠して売国的な政治活動をする者もいる。インターネット上に某大型掲示板が出来た当時必死に書き込みをしていたのがいまの50代(一部)“制裁世代”で、官庁や企業の管理職になっており、危険。未だインターネット上で誹謗中傷をしているのも50代(一部)が多いという。若手の教育より、制裁世代や管理職、中堅を教育した方がいい。若者たちや社会的立場が弱い人たちは反抗しないと、抑圧されたり、本作と同じように罪や違法行為でもないことで冤罪(えん罪)の標的になったりしてしまう。みんな、そろそろ本気で考えよう。