映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』仲間とともに。守り抜く—BE:FIRSTが主題歌を、SKY-HIらがプロデュース
映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』の本予告映像とポスタービジュアルが解禁された!どのような予告映像とポスタービジュアルになっているの!?記事を読み進めよう!


映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』の主題歌「Stay Strong」を歌うBE:FIRST
映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』の本予告映像とポスタービジュアルが公開された。
今回公開された本予告映像は、沖縄の街に組まれたオープンセットとロケーションの中で、俳優の水上恒司演じる主人公の桜遥をはじめとする登場人物がダイナミックかつ疾走感のあるアクションを繰り広げ、それぞれの心境を表すセリフと共に、桜遥と仲間たちの距離が縮まっていく様子がエモーショナルに展開。守るべきものに出会った桜遥が言い放つ「この街に手出すんじゃねぇよ!」が見る者の心を震わせ、ダンス&ボーカルグループのBE:FIRSTが歌い、守るために拳を握るアツい男たちの想いをよりダイレクトに表現している主題歌「Stay Strong」も光る。アニメ版で桜遥のキャラクターヴォイスを務める声優の内田雄馬がナレーションを務め、桜遥の心情により寄り添い、息吹を吹き込んだ。本予告映像と同時に公開されたポスタービジュアルは、“仲間と共に。守り抜く―—”をキャッチコピーに、守るために闘う正義の不良軍団〈防風鈴〉の存在意義をストレートに表現、獅子頭連の大軍勢が押し寄せる姿もあり、待ち受ける壮絶な闘いを想起させる。
本作のために書き下ろされた主題歌「Stay Strong」を歌うのは、BE:FIRST。本作で杉下京太郎を演じたシンガー/ソングライター/俳優のJUNON(BE:FIRST)が作詞を手がけ、シンガー/ラッパー/ソングライター/コンポーザー/プロデューサーのSKY-HIと、本作の作中音楽も手がけている音楽プロデューサー/コンポーザーのYaffle(ヤッフル)が初のコラボレーションで共同プロデュースし、本作から受けたインスピレーションをもとにセッションを重ねて作り上げ、重低音のサウンドとラップを軸にしたメロディが印象的な楽曲に仕上がっている。同曲の歌詞には、「勝ちか負けだけが正義なんじゃない」「その先に強さがある、守るものを見失うな」「自分を曲げるな、目を逸らすな」という本作のストーリーやメッセージを取り入れた力強い歌詞も登場し、杉下京太郎を演じたJUNON(BE:FIRST)だからこそ表現できる言葉とその重みがあり、説得力を持つ。同曲について、作詞を手がけたJUNON(BE:FIRST)は、「初めて自分が出演する作品に、グループとしても携わることができてとても光栄です。さらに作詞にも携わらせていただいたのですが、自分が思う『WIND BREAKER』のイメージや主人公桜の心情などを散りばめておりますので、注目していただけたら嬉しいです。作品をさらに色付けできる曲になるよう、思いを込めましたので、楽曲も楽しんでいただけたら嬉しいです!」とコメント。さらにプロデュースを手がけたSKY-HIは「“勝ちか負けだけが正義なんじゃない 守れ”このラインにすべてがこもっていると思っています。正義の反対は悪ではなくまた別の正義とは良く言いますが、善も悪もそれぞれの物差しで、人間が生きる以上どうしてもわかり得ぬ部分というのは存在すると思いますが、自分の大切にしているものを守るという気持ちは尊重されるべきだと思いますし、映画のように直接的なアクションでなくとも自分が自分であるために守りたいものは確かにあるよな、と、自分の背筋を見直せました。あとシンプルに友情に胸がアツくなりました笑」とコメントを寄せ、Yaffleは「今回初めてBE:FIRST、SKY-HIさんたちと曲を作ってそのクリエイティブを優先させる姿勢のおかげで楽しく作業できました:)“ヤンキー=ロック音楽”の再解釈を裏テーマに仕上げたこの曲は、映画の防風鈴よろしく堂々と時代を切り開いていくBE:FIRSTを表象できるようなものになりました。誰かをぶん殴りたくなったときにこの曲聴いて、考え直して、ぶん殴らないようにしてください」とコメントを寄せた。
本作は、漫画『WIND BREAKER』を原作に実写映画化。2021年にマガジンポケットで連載が開始されるや否や、若い世代を中心に大きな反響を呼び、翌年2022年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」を受賞、昨年2024年にはテレビアニメ化を果たし、各配信サービスで視聴ランキング上位を席巻、今年4月期には早くもテレビアニメ第2期の放送がスタート。連載開始からわずか4年で世界累計発行部数1000万部を突破し、テレビアニメ化、舞台化、ゲーム化もされ、人気を博している。ケンカの強さだけを信じて街の外からやってきた風鈴高校1年の桜遥を演じる水上恒司、桜遥を真っ先に慕いケンカはめっぽう弱いが情報収集に長けた楡井秋彦を演じる俳優の木戸大聖、頭脳明晰かつカンフーや合気道を彷彿とさせる独特のケンカスタイルで右目の眼帯がトレードマークの蘇枋隼飛を演じる俳優の綱啓永、風鈴高校のてっぺんである梅宮一を崇拝する荒くれものの杉下京太郎を演じるJUNON(BE:FIRST)、風鈴高校3年で四天王の1人でもあり防風鈴きっての武闘派の柊登馬を演じる俳優の中沢元紀、風鈴高校のてっぺんを意味する総代を務める梅宮一を演じる俳優の上杉柊平が、街を守る正義の不良軍団〈防風鈴〉へと変貌を遂げた風鈴高校の生徒たちを演じる。さらに、風鈴高校がある東風商店街の一角に店を構える喫茶ポストで働き、桜遥たちを日々見守る喫茶店員 橘ことはを演じるのは俳優の八木莉可子、〈防風鈴〉を狙う〈獅子頭連〉の頭取である兎耳山丁子を演じるのはシンガー/俳優/タレント/ボーイズグループ WILD BLUEの山下幸輝、副頭取で兎耳山に忠実なナンバー2の十亀条を演じるのは俳優の濱尾ノリタカ。映画監督の萩原健太郎監督が本作の監督を務め、脚本家の政池洋佑が本作の脚本を手がける。
仲間とともに。守り抜く——映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』は、2025年12月5日(金曜日)より全国の映画館にて公開される。
《STORY》 ずっとひとりで生きてきた男が出会った初めての仲間たち―人も、街も、想いも、全てを守り抜く。ケンカだけが取り柄の孤独な高校生・桜遥は、不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のてっぺんをとるため、街の外からやってきた。そこで桜は、風鈴高校の生徒たちが〈防風鈴=ウィンドブレイカー〉と呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていたことを知る。桜は戸惑いながらも防風鈴のメンバーとして、楡井秋彦、蘇枋隼飛、杉下京太郎ら仲間と共に街を守るための闘いに身を投じていく。そんな中、越えてはいけない一線を越えたことをきっかけに、力の絶対信仰を掲げ、最凶集団<獅子頭連>が、防風鈴を新たな標的として動き出していた…!「俺はひとりでてっぺんをとる」と言い放ち、周囲と衝突してばかりの桜だったが、ある時街に乗り込んできた獅子頭連に楡井を傷つけられてしまい…
公開: 2025年12月5日(金曜日)より全国の映画館にて公開
監督: 萩原健太郎
脚本: 政池洋佑
原作: にいさとる『WIND BREAKER』(講談社『マガジンポケット』連載)
出演: 水上恒司、木戸大聖、八木莉可子、綱啓永、JUNON(BE:FIRST)、中沢元紀、曽田陵介、萩原護、髙橋里恩、山下幸輝、濱尾ノリタカ、上杉柊平、ほか
配給: ワーナー・ブラザース映画
何かと搾取すること、奪うこと、制すことばかりの現代で、“守る”ことをテーマに描かれた漫画『WIND BREAKER』を実写映画化した映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』の本予告映像が解禁!これまでは、“暴力は悪”として暴力を制してきた公権力が、いまでは市民に暴力的に権力を振りかざし、それを正当化する悪となった理不尽な現代に、高校生たちが仲間と共に街を“守る”という本作のストーリーとメッセージ性が映える。そして、早くもJUNONさん(BE:FIRST)による作詞、SKY-HIさんとYaffleさん共同プロデュース、BE:FIRSTが歌う主題歌「Stay Strong」も話題に!リリックもメロディも素晴らしく、早くステージでのパフォーマンスも観てみたい。以前、インディアンが儀式のアイテムやジュエリー等に用いるモチーフとしてカメの甲羅があるが、それはシールド(盾)=守るという意味があり、同時に逆の戦う・闘うという意味も併せ持っていることを以前に教わったことがあり、守ることは戦う・闘うことと表裏一体だという。現代では、守るために抗う、戦う・闘う場合は、悪とされる時代錯誤の暴力よりも賢いやり方で抗う、戦う・闘う必要がある。現在、NHKで放送されている大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』では、米の高騰(騒動)の後には、倹約、さらには検閲、言論統制が始まり、言論・表現の自由が脅かされ、蔦屋重三郎が賢いやり方で抗う様子が描かれているが、まさにいまの時代と重なる。繰り返してはならないはずだが、時代は繰り返す。本予告映像を観ながら、不良軍団ではないが、1990年代後半、若者があえてリスクをおかして悪さをするその力を社会のために、良いことのために使おうと、東京で首都圏の高校生たちが中心となって創設し、その後全国に広がりを見せていた“人と街を守る”ボランティア団体「アイアン・イーグルス」という組織があったことも思い出した。また彼らのような組織が必要とされる時代になっている。