ティト・ジャクソンがソロ・デビューとアルバムに込めた思いを語る―インタビュー

——ジャクソン・ファミリー「最初」で「最後」の男になった心境はいかがですか。

すごくいいですね！やっと自分の時間やスペースができてきて、いまは他の兄弟たちが音楽活動をしていないということもあって、兄弟や家族のサポートを一身に受けることができるんです。それがすごくいいです。

——そして、キャリア50年目、63歳にしてのソロ・デビューですが、今後の夢や目標、抱負はありますか。

もちろんThe Jackson（ジャクソンズ）としてもこれからも現役で活動を続けていきたいと思っていますし、それと並行して自身のソロ活動もしていきたいと思っています。これからも精力的にやっていけると思っているので、自分の未来は明るいと思っています。

——日本国のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

私だけではなく、ジャクソン・ファミリー全員が日本に対してすごく愛情を持っているということを改めて伝えたいと思います。もちろん世界中のファンにも感謝しているんですが、中でも特に日本のファンは大きな愛情を注いでくれてサポートしてくれていることに感謝しています。そして、いままで50年もの間、サポートしてくれてありがとうございます。また日本に来たいと思っていますし、特に今年はSUMMER SONIC 2016（サマーソニック2016）に出演できたこと、楽しめたことが良かったです。

——最後に、ソロ・デビューを果たし、ソロ・アルバムをリリースしたいま、ご両親、兄弟姉妹、そして、天国にいる弟・Michael Jackson（故・マイケル・ジャクソン）、それぞれに伝えたいことはありますか。

アルバムの中でも少し語っているのですが、いままで両親が色んなことを犠牲にして私たち兄弟を育ててくれて、こういうふうに音楽活動をさせてくれていることに、とても感謝しているということを伝えたいです。そして、Michael（マイケル）には、私自身や私の作品だけではなく、息子たち3T（スリー・ティー）にも多大なサポートをしてくれていたので、いまでも感謝していることを伝えたいですね。兄弟姉妹で協力し合って色々やることが、ジャクソン・ファミリーの伝統のようなところもあるんです。そのおかげでファミリーが大きくなって、ジャクソン・ファミリーだけでラジオ局が出来てしまうんじゃないかと思うくらい音楽活動もできて、良いことも悪いことも一緒に分かち合って、いまでも家族みんなでやっていっています。

——素敵なお話をありがとうございました。Thank you so much! I appreciate it! 次回のインタビューは、Tito（ティト）の生い立ちから人生・軌跡を追って聞いていきたいと思います。

Thank you, buddy! Thank you! （ありがとう、バディ！ありがとう！）

——あ、そうだ・・・12月24日（土曜日）に東京・渋谷/タワーレコード渋谷店で14時00分からTito（ティト）と西寺郷太さんがトークショーやサイン会をするインストアイベントの開催が、つい先ほど（昨日12月19日夜）情報解禁されましたね！

ミンナ、アソビニキテネ！（笑）

©Play It Right Entertainment, Inc.

Tito Jackson （ティト・ジャクソン）

“音楽一家”ジャクソン・ファミリーの次男で、1953年10月15日生まれ。1969年に兄弟グループ、The Jackson 5（ジャクソン5）、後にThe Jacksons（ジャクソンズ）に改名のメンバー（ギター兼ヴォーカル/コーラス）として、名門レーベルのMotown（モータウン）から「I Want You Back」（帰ってほしいの）でデビュー。その後4曲連続で全米ビルボード・チャート首位を獲得したほか数々の名曲を世に放ち、ロックの殿堂入りも果たしている。また、兄弟姉妹たちと一緒に、1985年に著名なアーティストたちが参加して世界規模で展開されたアフリカ飢餓・貧困救済のキャンペーン＆チャリティーソング『We Are The World』（ウィ・アー・ザ・ワールド）にも参加。今年2016年8月にはSUMMER SONIC 2016（サマソニ）にも参戦し、往年のThe Jackson 5（ジャクソン5）/The Jacksons（ジャクソンズ）の溢れんばかりのヒット曲のつるべ打ちで、様々な年齢層の入り混じったオーディエンスを熱狂させた。