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映画『65/シックスティ・ファイブ』監督が作品づくりについてコメント—私たちはサイレント映画にインスパイアされている

映画『65/シックスティ・ファイブ』の監督を務めたスコット・ベック監督とブライアン・ウッズ監督の作品づくりについてコメントした!どのようなことを語ったの!?記事を読み進めよう!

 
65|65/シックススティ・ファイブ
アダム・ドライバーさん演じるミルズと、アリアナ・グリーンブラットさん演じるコア
65|65/シックススティ・ファイブ

映画『65/シックスティ・ファイブ』の監督を務めたブライアン・ウッズ監督とスコット・ベック監督

映画『65』(邦題『65/シックスティ・ファイブ』)の監督を務めた映画製作者のScotto Beck(スコット・ベック)監督&Bryan Woods(ブライアン・ウッズ)監督が作品づくりについて語った。

 

映画『65/シックスティ・ファイブ』の監督を務め、脚本家も手がけたブライアン・ウッズ監督とスコット・ベック監督。ブライアン・ウッズ監督は、「私たちにとって、脚本を書くことと監督をすることは同じこと。どちらもストーリーテリングです。逆説的ですが、脚本と監督を兼務しているからこそ、自分たちの書いた脚本にそれほど縛られないでいられます」と、自分たちが手がけた脚本に縛られることなく、現場での役者の演技やキャラクターの雰囲気を感じ取り、製作陣や役者のアイデアなども取り入れながら、柔軟に作品づくりをしているという。そして、特に奏功するのは、主人公 Mills(ミルズ)を演じる俳優のAdam Driver(アダム・ドライバー)のような才能豊かな役者と仕事をしているときのようで、「アダム・ドライバーは自分の役柄についていつも素晴らしいアイデアを持っています。彼に刺激されて、私たちも各キャラクターの視点からシーンについて考えたり、キャラクターたちのレンズを通してシーンを見たりしました」と、アダム・ドライバーの役に対するアイデアも取り入れたことを明かし、続けて「アダム・ドライバーの表情豊かな顔が映し出せたのも、私たちがいつも映画スクリーン上で見慣れているのとは違った、ストーリーの伝え方です。台詞は極めて少なく、主な出演者は2人だけ。それでいて、見どころ満載の非常に緊迫した映画です。映画の最も得意とするもの、つまり映像、サウンド、音楽、演技が大切です。私たちはサイレント映画にかなりインスパイアされています。最低限のツールを使って可能な限り壮大なスケールで物語を語るという、映画の基本原理に傾倒しています」と、本作の主な出演者がアダム・ドライバー演じるミルズ、女優のAriana Greenblatt(アリアナ・グリーンブラット)演じるKoa(コア)だけで、台詞も少なく、非常に緊迫したホラーサスペンスであることも明かした。

ブライアン・ウッズ監督とスコット・ベック監督は「“見えないものが肝心”というのが私たちにとってのマントラでした」とサスペンス性を高めることに重点を置き、スコット・ベック監督は「『クワイエット・プレイス』でもそれが役に立ちましたし、『ジョーズ』のような映画を観て育った私たちに大きな影響を与えたものです。この『65/シックスティ・ファイブ』全体が、そのマントラに基づいて作り上げられています。ミルズとコアが向き合わなければならないこの場所のどこかに、謎に満ちた危険な何かがいる。それがどんなものなのか、サウンドデザインやカメラやプロダクションデザインを使って示唆していき、今だ、というときに初めて観客を驚かせます」と、観客が驚く何かが待ち受けているという。

 

ブライアン・ウッズ監督とスコット・ベック監督が原案・脚本を手掛けた2018年公開の映画『A Quiet Place』(邦題『クワイエット・プレイス』)は、大きな反響を呼び、全世界興行収入約3億4000万ドルを記録し、大ヒット。さらにサターン賞の最優秀脚本賞を獲得し、ライターズ・ギルドとクリティックス・チョイス・アワードの最優秀オリジナル脚本賞にノミネートされ、アメリカ合衆国の雑誌『Variety』(『バラエティ』)誌が毎年発表する“注目の脚本家10人”にも選ばれた。大成功を収めた『クワイエット・プレイス』同様に、本作においても2人の監督の感性と作品に対するアプローチが、言葉を超える幅広い感情を表現する。

脱出か、絶滅か——映画『65』(邦題『65/シックスティ・ファイブ』)は、2023年5月26日(金曜日)より全国で公開される。

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INFORMATION

《STORY》ミルズ(アダム・ドライバー)は 、宇宙船に乗り込み、宇宙を探査する長いミッションに出ていた。航行中、突如、小惑星帯と衝突して宇宙船は墜落。乗組員の生存はゼロ。船体はバラバラとなり 航行不能。どこかに切り離されたであろう脱出船を探すため、未知の惑星を捜索するミルズは、一人の少女・コアが生存しているのを発見する。二人が不時着したのは、6500万年前の地球——。そして・・・恐竜を絶滅させたという巨大隕石が、あとわずかで地球に衝突しようとしていた——。
 
公開: 2023年5月26日(金曜日)より全国で公開
監督: Scotto Beck(スコット・ベック)&Bryan Woods(ブライアン・ウッズ)
脚本: Scotto Beck(スコット・ベック)&Bryan Woods(ブライアン・ウッズ)
製作: Sam Raimi(サム・ライミ)、ほか
出演: Adam Driver(アダム・ドライバー)、Ariana Greenblatt(アリアナ・グリーンブラット)、ほか
配給: ソニー・ピクチャーズ映画

 

 

Courtesy of Sony Pictures

徐々に内容についても明らかになってきた映画『65』。サイレント映画にインスパイアされているScotto Beck監督とBryan Woods監督は、本作も最低限のツールを使って可能な限り壮大なスケールで物語を語る映画の基本原理に傾倒し、観客が驚く何かが待ち受けているという。果たしてAdam Driver氏演じるミルズとAriana Greenblatt女史演じるコアの運命は——そして観客に待ち受けている驚きとは——。

 
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