スヌーピーミュージアムがもっとスヌーピーだらけに—しあわせを感じる『PEANUTS』誕生75周年記念「ザ・スヌーピー展」開幕
コミック『PEANUTS』誕生75周年を記念したスヌーピーミュージアムの企画展が開幕する!どのような企画展になっているの!?記事を読み進めよう!


ザ・スヌーピー展ではフォトスポットもあり、このように新聞に掲載されたコミックストリップ『PEANUTS』を読んでいるような写真を撮影することができる © 2025 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
コミック『PEANUTS』(『ピーナッツ』)誕生75周年を記念「ザ・スヌーピー展 世界のともだちになった犬。」が、今日2025年9月6日(土曜日)にスヌーピーミュージアム(東京・南町田)にて開幕する。
本展の開幕に先駆け、昨日9月5日(金曜日)に内覧会とギャラリートークが開催され、アメリカ合衆国より来日したカリフォルニア州ソノマ郡サンタローザ・Charles M. Schulz Museum & Research Center(チャールズ M. シュルツ美術館&リサーチセンター)トラベリングエキシビションレジストラーのAshley Reclite(アシュリー・レクライト)と、ブルーシープ 代表/スヌーピーミュージアム クリエイティブディレクターの草刈大介が登壇。今年10月2日(木曜日)にコミック『PEANUTS』が誕生75周年を迎えることに合わせてパワーアップしたスヌーピーミュージアムについて、草刈大介は「スヌーピーをもっともっと盛りだくさんにしていこうということで、“もっとスヌーピーだらけ”になっています。外観に“スヌーピー・ウィンドウ”、外の地面に“スヌーピー・トリックアート”、入口を入ったところに“スヌーピー・ロビー”、3Fに“スヌーピー・ふかふかレリーフ”、1Fショップの奥に床から天井まで約500体のスヌーピーのぬいぐるみが飾られた“スヌーピー・ぬいぐるみウォール”、そして鶴間公園の“スヌーピー・パークスタチュー”2体が新設されました」と、さまざまな場所にスヌーピーが増えたことを明かし、他に飾るところがないくらいスヌーピーだらけになっていると話す。さらに本展について「スヌーピーが登場する『PEANUTS』が生まれて75周年を記念した展覧会でもあります。2019年冬に南町田にオープンする前は、2016年から2年半、六本木にありました。その時代から含めると10回を超える展覧会をやってきましたが、実はスヌーピーにフォーカスを当てた展覧会は2回目となります。オープンして2回目の企画展ときに開催して以来、『PEANUTS』が75周年という記念すべき大変喜ばしい節目の年でもあるので、シュルツ美術館の協力を得て久しぶりに開催することになりました」とスヌーピーにフィーカスを当てた企画展開催の経緯を説明し、続けて「スヌーピーが人気になり、知名度も上がり、知らない人はいません。コンビニに行ってもいますし、車に乗っていても前の車の後ろにぬいぐるみがいますし、とにかく世の中スヌーピーだらけで、どこに行っても絶対にスヌーピーがいます。スヌーピーが知られれば知られるほど、スヌーピーは何なのか?ということから離れていっています。身の回りにスヌーピーは溢れているけど、スヌーピーはどこから生まれて、誰が描いて、どんなふうに描かれていたのか——実は、一番大切で、一番面白いところをみんなが知らないという逆転現象が起きているんですね。今回の展覧会では、スヌーピーミュージアムの名前の通り、みなさんにスヌーピーのことをもっと知ってもらい、もっと好きになってもらうことができたらと思っています」と本展で原点回帰し、『PEANUTS』とスヌーピーミュージアムの存在意義も伝えたいと語った。アシュリー・レクライトは、スヌーピーについて「1950年代から1960年代、チャールズ M. シュルツ氏は、スヌーピーや動物を写実的な絵で描いていました。スヌーピーは、手や耳、尻尾もあり、子犬として描かれていましたが、シュルツ氏が絵の描き方に慣れてスタイルが確立されていくにつれ、スヌーピーの個性も際立ち、個性が育っていったというのが、私たちの解釈です」と、最初はチャーリー・ブラウンの飼い犬で子どもたちと遊んだり、吠えたり、穴を掘ったりと、四足歩行のかわいらしい子犬そのものだったスヌーピーだが、次第に子犬の姿から人間のように二足歩行で歩くようになり、笑ったり、喜んだり、怒ったり、悲しんだりと、個性と感情をあらわにしていくように変化していった解釈を説明し、展示している原画やコミックストリップのコレクションからもその変化を楽しむことができる本展の魅力も語った。
1950年10月2日にアメリカ合衆国の新聞7紙で連載がスタートした『PEANUTS』に、チャーリー・ブラウンの飼い犬であるスヌーピーが登場したのは、3日後の10月4日——本展は、約75点の原画やドローイング、当時新聞に掲載されたコミックストリップなどの資料でスヌーピーの魅力を紹介。これまで見たことがない表情のスヌーピーも紹介されており、『PEANUTS』誕生75周年に改めてPEANUTS GANG(ピーナッツ・ギャング)の一員であるスヌーピーの存在とその意義を知る絶好の機会となる。
スヌーピーミュージアムの『PEANUTS』誕生75周年記念「ザ・スヌーピー展 世界のともだちになった犬。」は、来年2026年3月1日(日曜日)まで開催。
住所: 〒194-0004 東京都町田市鶴間3-1-4 南町田グランベリーパーク内
時間: 10時00分から18時00分、土曜日・日曜日・祝日 10時00分から19時00 分(最終入場は各閉館時間の30分前)
休館: 2025年8月26日(火曜日)、2026年1月1日(木曜日)・2月17日(火曜日)
料金: 日時指定制 一般・大学生 当日券 2,000円(税込) 前売券 1,800円(税込) / 中学・高校生 当日券 1,000円(税込) 前売券 800円(税込) / 4歳から小学生 当日券 600円(税込) 前売券 400円(税込) / 障がい者手帳をお持ちの方 各前売券・当日券の半額 ※入館時に障がい者手帳等要提示 / 4歳未満 無料
備考: 当日券は、前売券の販売状況及び滞留人数に余裕のある場合ミュージアムの窓口にて販売します。
お問い合わせ: 042-812-2723
日本のスヌーピー公式サイト
http://www.snoopy.co.jp
コミック『PEANUTS』誕生75周年記念「ザ・スヌーピー展 世界のともだちになった犬。」が、今日開幕!『PEANUTS』誕生75周年のアニバーサリーに合わせ、スヌーピーミュージアム内外がもっとスヌーピーだらけになり、これまで以上に『PEANUTS』とスヌーピーの魅力、存在感、存在意義を知ることができ、誰もがPEANUTS GANGをともだちに感じることができる場所に!草刈大介さんが言うように、『PEANUTS』がコミックストリップとしてだけでなく、世界中の人々の生活にまで浸透し、グッズや生活雑貨、アパレルなどが溢れてはいるけれど、一番大切で、一番面白い『PEANUTS』とは?スヌーピーとは?がどこか置き去りにされ、いつしかキャラクターだけが一人歩きをしている。本展は、コミック『PEANUTS』誕生75周年だからこそ原点回帰し、常設展と併せて鑑賞することで、『PEANUTS』、チャーリー・ブラウンとスヌーピーをはじめとするPEANUTS GANG、そのストーリー、ライフスタイルの奥深さに気づく。私たちにしあわせをもたらしてくれる展示内容になっているので、ほっこり温かい気持ち、優しい気持ちになる!世の中が混沌殺伐とするいま、こころの拠りどころにもなるはず。2013年に草刈大介さんが朝日新聞に勤務されていた当時に企画し、東京・森アーツセンターギャラリーにて開催された朝日新聞創刊135周年記念「スヌーピー展 しあわせは、きみをもっと知ること」のタイトルにも繋がる本展と展示内容。あれから12年の月日が経っても変わらずに『PEANUTS』に愛情と情熱を注ぎ続ける草刈大介さんも素敵だ。本展やワークショップ、PEANUTS Cafeのリポートは、近日掲載、配信予定!TODAY'S HUMANには、Ashley Recliteさんが登場!お楽しみに!