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特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ーが7月より開催—『不思議の国のアリス』の文化現象をたどる初の大規模展

児童小説『不思議の国のアリス』の世界とその広がりを紹介する初の大規模展の開催が発表された!どのような展覧会になるの!?記事を読み進めよう!

 
特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー
《マッド・ハッターのお茶会でのアリス》『不思議の国のアリス』初刊行版本より/ジョン・テニエル画/1866年/V&A内ナショナル・アート図書館所蔵 © Victoria and Albert Museum, London
特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー

《トランプに襲われるアリス》『不思議の国のアリス』より/ジョン・テニエル画/1898~1900年 © Victoria and Albert Museum, London

文化現象となっている『Alice’s Adventures in Wonderland』(『不思議の国のアリス』)の世界とその広がりを紹介する初の大規模展『特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー』が、2022年7月16日(土曜日)より東京・森アーツセンターギャラリーで開催される。

 

1965年刊行の児童小説『Alice’s Adventures in Wonderland』に登場する主人公Alice(アリス)の有名な言葉「Curiouser and Curiouser」(へんてこりん、へんてこりん(な世界))をタイトルに冠した本展は、昨年2021年5月から12月までイギリス(連合王国)ロンドン・Victoria and Albert Museum / V&A(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)にて開催された展覧会『Alice: Curiouser and Curiouser』の世界巡回展の一環として開催されるもので、19世紀から現代まで、アート、映画、音楽、ファッション、演劇、写真など様々なジャンルで表現され文化現象となっている『不思議の国のアリス』の世界とその広がりを、日本オリジナル展示も加えて包括的に紹介する初の大規模展となる。

原作の挿絵を手掛けたイラストレーターのJohn Tenniel(ジョン・テニエル)の挿絵原画をはじめ、1951年公開のディズニー映画『Alice in Wonderland』(邦題『ふしぎの国のアリス』)のアニメーションセルから映画監督/プロデューサー/脚本家/アニメーターのTim Burton(ティム・バートン)監督による2010年公開の映画『Alice in Wonderland』(邦題『アリス・イン・ワンダーランド』)・2016年公開の映画『Alice Through the Looking Glass』(邦題『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』)までのさまざまな映画作品、さらにアリスに影響を受けた画家のSalvador Dalí(サルバトール・ダリ)や芸術家の草間彌生、ポップアーティストのPeter Blake(ピーター・ブレイク)らの作品、舞台やバレエなどの公演ポスターや舞台衣装、セット模型、ファッションデザイナーのVivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウェストウッド)や、ファッションデザイナーのViktor Horsting(ヴィクター・ホスティン)とファッションデザイナーのRolf Snoeren(ロルフ・スノラン)から成るViktor & Rolf(ヴィクター&ロルフ)がデザインしたファッションなど、アリスにまつわる作品や資料約300点が、“不思議の国”に迷い込んだかのような遊び心あふれる没入型展示演出の中で公開され、子どもから大人までが『不思議の国のアリス』の世界を楽しむことができる展示になるという。

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 キュレーターのKate Bailey(ケイト・ベイリー)は、本展について「芸術、デザイン、パフォーマンスの世界的コレクションを有するV&Aは、芸術の各分野を超えて『不思議の国のアリス』の文化的影響を感じ取るにはこれ以上ない美術館です。アリスは世界的な現象であり、その物語とキャラクターは国境を越え、時代をも超えています。アリスの問いかけの精神、困難や変化に対処する力は、必ず私たちに勇気と探究心をくれます。アリスが約160年たった現代にも通じる証拠に、世界中でそれぞれの世代がアリスを脚色して、それぞれのワンダーランドを創り出しています。日本の「特別展アリス」にぜひお越しいただき、ぜひぜひ「鏡」の向こう側に自分だけの世界を夢見ていただきたい、と願ってやみません」とコメントを寄せた。

児童小説『Alice’s Adventures in Wonderland』は、1965年に博識家/数学者のCharles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)がLewis Carroll(ルイス・キャロル)のペンネームで発表・刊行し、イラストレーターのジョン・テニエルが挿絵を手掛けた。以来世界170以上の言語に翻訳され、児童文学の枠を超えてさまざまなジャンルに影響を与え続けている。

展覧会『特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー』は、2022年7月16日(土曜日)から10月10日(祝日・月曜日)まで東京・森アーツセンターギャラリーで開催。終了後、2022年12月10日(土曜日)から2023年3月5日(日曜日)まで大阪・あべのハルカス美術館でも巡回展が開催される。

SAPIENS TODAY|サピエンストゥデイの読者のみなさまとCHALLENGER’S TV beehiveの視聴者のみなさまの中から抽選で、展覧会『特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー』のご招待券をプレゼントさせていただきます。詳しくは、次のページをご覧ください。

INFORMATION

 

日程: 2022年7月16日(土曜日)から10月10日(祝日・月曜日)
時間: 10時00分から20時00分 / 月曜日・火曜日・水曜日 10時00分から18時00分 ただし、7月18日(祝日・月曜日)・9月19日(祝日・月曜日)・10月10日(祝日・月曜日)は10時00分から20時00(最終入館は閉館30分前まで)
会場: 東京・森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
料金: 後日発表
注意: 本展覧会に関する情報は予告なく変更になる場合があります。また、情勢によりやむを得ず、営業時間に変更が生じる場合や、休業となる可能性もあります。最新情報、詳細、注意事項を公式サイトおよび公式SNSにて必ずご確認ください。
お問い合わせ: ハローダイヤル 050-5541-8600(9時00分から12時00分)

 

 

特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー
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1965年刊行の児童小説『Alice's Adventures in Wonderland』から現代まで、『不思議の国のアリス』の世界と広がりをたどることができる初の大規模展『特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー』。昨年8か月に渡ってVictoria and Albert Museumで開催された展覧会『Alice: Curiouser and Curiouser』では、“不思議の国”に入り込んだかのようなアリスの不思議な世界観の会場と展示で多くの人々を魅了した。日本国・森アーツセンターギャラリーでは、どのような没入型展示演出になるのか楽しみ!そして、草間彌生さんや酒井駒子さんの作品など、日本オリジナル展示にも期待したい!グッズショップでは、公式書籍をはじめ、貴重な資料をもとにLewis Carroll氏の文章とJohn Tenniel氏の挿絵の素晴らしさをそのまま感じられるアイテムなども販売される予定となっている。

 
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