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矢部太郎(カラテカ)初の大規模展覧会「ふたり 矢部太郎展」4月24日より開催—温かな優しい世界があなたを包み込む

シリーズ累計発行部数120万部を突破した『大家さんと僕』などの著者である矢部太郎さん(カラテカ)が挑む初の大規模展覧会が開催される!どのような展覧会になるの!?記事を読み進めよう!

 
PLAY! MUSEUM「ふたり 矢部太郎展」
PLAY! MUSEUM「ふたり 矢部太郎展」メインビジュアル ©︎Taro Yabe
『大家さんと僕』(新潮社)

『大家さんと僕』(新潮社)2017年

お笑い芸人/俳優/漫画家の矢部太郎(お笑いコンビ カラテカ)の展覧会「ふたり 矢部太郎展」が、2024年4月24日(水曜日)より東京・立川 PLAY! MUSEUMで開催される。

 

本展は、シリーズ累計発行部数120万部を突破した2017年刊行の『大家さんと僕』シリーズ(新潮社)をはじめ、発行部数13万部を突破した2023年刊行の『マンガ ぼけ日和』(かんき出版)、発行部数15万部を突破した2021年刊行の『ぼくのお父さん』(新潮社)、そして今年新たに刊行した『プレゼントでできている』(新潮社)など、“ありのまま生きる”ことを肯定し、優しいまなざしと穏やかな表現、ユーモアで多くの読者を励ましてきた漫画の著者で、カラテカのボケ担当、俳優としても映画やテレビドラマ、舞台に出演し活躍している矢部太郎が挑む初の大規模展覧会。80歳を超す大家さんと矢部太郎の出会いから別れまでを描いた名作フィクション『大家さんと僕』シリーズに登場する大家さんが来場者の「帰宅」をお出迎えするインスタレーションや、矢部太郎と父で絵本・紙芝居作家のやべみつのりが住んでいた東村山市での暮らしぶりを体感できる映像インスタレーションが登場するほか、本展のために描き下ろしたアクリル画約100点、父の家族絵日記「たろうノート」と矢部太郎が幼い頃に作った「たろう新聞」の現物なども初公開される。さらに大家さんが語る疎開の思い出やふたりならではの窓越しのコミュニケーションを描いた「ライトとおやき」の紙芝居上映、多くのひとびとの涙を誘ったシリーズ最終話『大家さんと僕 これから』の空飛ぶふたりも映像化・上映されるなど、代表作の漫画をじっくり読むことができ、映像や立体物、制作秘話も交えた温かな優しい世界が来場者をじんわりと包み込む展示空間の中で、矢部太郎が贈る、私たちがこれからを生きていくための大切なメッセージに迫る。また、併設するPLAY! SHOPでは矢部太郎の漫画の空気感をそのままに生活のシーンに合わせたさまざまなグッズが販売され、PLAY! CAFEでは『大家さんと僕』シリーズの印象的なシーンや昔懐かしい、レトロな喫茶店をイメージした限定メニューが並ぶという。

本展について、PLAY! プロデューサー/ブルーシープ 代表の草刈大介は「かつて野球の本場・アメリカに渡った一人の日本人が安打の世界記録を打ち立て、メジャーリーグ史上最高のヒットメーカーとして旋風を巻き起こしたあの頃。これからの未来はずっと輝いて、何か大きな物語が広がっているように見えていました。15年、20年が経った今、未曾有のウイルスによって世界は一変しました。コミュニケーションツールの過度な発達やAIの台頭とともに、生身の人間同士の語らいは損なわれ、そこにあるはずの人の本質も、画面の向こうへと隔たれてしまった。抱いていた期待や希望は充満する閉塞感で掻き消えて、いつの間にか物事は複雑化し、なんと生きづらい世の中になったことでしょうか。誰もが「これでいいのだろうか」と、自分自身の小さな物語をじっと見つめ、思い悩んでいます。本当はあの時行きたかった場所があった。スーパーに並ぶ品々が、どれもちょっとずつ手が届かなくなった。あの時ああ言えたらよかった。会いたかったあの人も、今ではもう、会えなくなってしまった。・・・・・・大人も子どもも、社会を変える力を持つ人も、何者でもない人も。小さなやるせなさを積み重ねて今日を生きています。そんな暗闇の中、ささやかながらも力強い光をたたえて、私たちに毎日を生きるための手がかりを与えてくれる。矢部さんの漫画って、そんな存在なのではないでしょうか。難しい世の中で懸命に生きる人々を、うまくいかないことだって肯定してしまう、しなやかな優しさがそこにあります。続いていく日々の中で、自分の命をどう使うのか。これからを生きていくための確かなメッセージを贈る、矢部さんとあなた「ふたり」の展覧会。PLAY! MUSEUMの「ふたり 矢部太郎展」は、そんな場でありたいと願っています」とコメントを寄せた。

 

矢部太郎とあなた“ふたり”の展覧会「ふたり 矢部太郎展」は、2024年4月24日(水曜日)から7月7日(日曜日)まで東京・立川 PLAY! MUSEUMで開催される。

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INFORMATION

 

日程: 2024年4月24日(水曜日)から7月7日(日曜日)
休館: 会期中無休
時間: 10時00分から17時00分、土曜日・日曜日・祝日 10時00分から18時00分(入場は閉館の30分前まで)
会場: 東京・立川 PLAY! MUSEUM(東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F)
料金: 特典つき 一般 1,800円(税込) / 大学生 1,200円(税込) / 高校生 1,000円(税込) / 小学生・中学生 600円(税込) / 障がい者とその介添人1名 半額 ※障がい者手帳等要提示 / 未就学児 無料 / その他
主催: PLAY! MUSEUM
注意: 情勢によりやむを得ず、営業時間に変更が生じる場合や、休業となる可能性もあります。最新情報、詳細、注意事項を公式サイトおよび公式SNSにて必ずご確認ください。
お問い合わせ: PLAY! MUSEUM 042-518-9625

 

 

PLAY! MUSEUM「ふたり 矢部太郎展」
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矢部太郎さんの著書『大家さんと僕』シリーズ(新潮社)や『プレゼントでできている』(新潮社)などの読者で、皆さんと同じように矢部太郎さんと彼の作品に励まされた筆者。矢部太郎さんの温かな優しい作品の数々に感銘を受けている。この不寛容でギスギスした世知辛い世界の中で、矢部太郎さんと彼の作品、展覧会「ふたり 矢部太郎展」は、人が持つ本来の温もりや優しさ、人が生かされ生きる上で大切なもの・ことを、私たちに改めて感じさせてくれるだろう。本展の準備の様子は、矢部太郎さんのInstagramアカウントで公開されているのでチェックしてほしい。タイトなスケジュールの中でも作品作りはもちろん、PLAY! MUSEUMに通い、設営、展示に熱心に取り組んでいる様子がわかる。本展、めちゃくちゃ楽しみだ!

 
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