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セサミストリートが人種差別に抗議し人種間の平等・公平を守る声明を発表—日系アメリカ人俳優アラン・ムラオカによる映像公開

セサミストリートを手掛けるセサミワークショップが、急増しているアジア系住民への人種差別や憎悪犯罪に対して抗議し、人種間の平等・公平を守る声明を発表した!記事を読み進めよう!

 
Sesame Street|セサミストリート
©2021 Sesame Workshop. All rights reserved.
Sesame Street|セサミストリート

セサミストリートのソーシャルメディアで発表されたステートメント(声明) ©2021 Sesame Workshop. All rights reserved.

アメリカ合衆国全土で急増しているアジア系住民への人種差別やヘイトクライム(憎悪犯罪)を受け、世界160以上の国と地域で愛され続けている子ども向け教育テレビ番組『Sesame Street』(『セサミストリート』)が多様性や人種間の平等・公平を守る声明と映像を発表した。

 

今年2021年3月にアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市(リトルトーキョー)にある東本願寺ロサンゼルス別院が放火や器物破壊の被害に遭ったほか、ニューヨーク州ニューヨーク市では歩道を通行中のアジア系住民が突然体当たりや暴力・危害を加えられるなどの被害が今年に入って10件以上、ジョージア州アトランタ市では連続銃撃事件でアジア系の女性6人を含む8人が射殺されるなどの憎悪犯罪が立て続けに起きており、中華人民共和国湖北省武漢市が起源とされているSARS-CoV-2 / COVID-19(新型コロナウイルスによる感染症)のパンデミックによる影響か、中国人・中国系住民をはじめ、中国人・中国系住民と間違われた韓国人・韓国系住民や日本人・日系住民など、アジア系住民への人種差別や憎悪犯罪がアメリカ合衆国全土、そして、世界で急増している。

アジア系住民への人種差別や憎悪犯罪の急増を受け、セサミストリートをはじめとするテレビ番組や子どもの教育プログラムを手掛けるアメリカ合衆国の501(c)(3)(非営利組織)Sesame Workshop(セサミワークショップ)は、昨年2020年に起きたミネソタ州ミネアポリスで一般市民George Floyd(ジョージ・フロイド)が当時・ミネアポリス市警察の警察官に殺害された事件によってこれまで以上に露呈したアフリカ系住民への人種差別や公権力による不正と市民への暴力に対する抗議や声明、特別番組に続き、今回はアジア系住民への人種差別・憎悪犯罪に対する抗議と、多様性や人種間の平等・公平を守る声明を2度に渡って発表。最初は声明が書かれた画像をソーシャルメディアで発表、2度目はセサミストリートにAlan(アラン)役で出演している日系アメリカ人俳優/演出家のAlan Muraoka(アラン・ムラオカ)が声明を伝える映像をソーシャルメディアで公開した。

 

発表された声明は、「Racism and intolerance have no place in our neighborhoods. Sesame Workshop / Sesame Street is a diverse community that celebrates and stand with our Asian colleagues, families, friends, partners, and community. We will continue to stand up for racial justice and equity as we work towards a world that is smarter, stronger, and kinder for everyone.(人種差別と不寛容は、私たちの近所にはありません。セサミワークショップ/セサミストリートは、アジア人の同僚、家族、友人、パートナー、コミュニティを祝福し、支持する多様なコミュニティです。私たちは、すべての人にとってより賢く、より強く、より親切な世界に向けて努力する中で、人種間の平等・公平を守り続け、人種差別に立ち向かいます。)」と、人種差別と不寛容を断固反対し、人種差別に立ち向かう決意を表明するものになっている。また、日本国のセサミストリート公式のソーシャルメディアでは、1966年の国連総会で制定された3月21日の国際人種差別撤廃デーに合わせ、カラフルで個性豊かなマペットたちが手を繋いだイラストと共に「私たちは、すべての人を受け入れ、愛し、尊重します。」と、メッセージを投稿した。

セサミワークショップは、世界的・社会的変化に伴って新しい役職=エグゼクティブポジション Chief Diversity, Equity, and Inclusion Officer(チーフ・ダイバーシティ,エクイティ,インクルージョン・オフィサー)を設置し、いままで広報とスペシャル・イベント担当のヴァイスプレジデントを務めていたWanda Witherspoon(ワンダ・ウィザースプーン)が就任。組織内外の人種間の平等、多様性、公平性、包括性に関する活動・取り組みをさらに進めていくとしている。

セサミスワークショップの他にもアメリカ合衆国のThe Walt Disney Company(ウォルト・ディズニー・カンパニー)やPixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)、Lucasfilm(ルーカスフィルム)、ファッションブランド、日系や韓国系、中国系の俳優・女優・アーティストなどもアジア系住民への人種差別や憎悪犯罪に対する抗議声明を発表し、人種を越えた市民による抗議活動もアメリカ合衆国全土、そして、世界に広がっている。

声明を伝えるアランの映像


 

Sesame Street® and associated and related characters, trademarks and design elements are owned and licensed by Sesame Workshop. ©2021 Sesame Workshop. All rights reserved. ©/™ 2021 Sesame Workshop. All Rights Reserved.
 
 
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昨年、アメリカ合衆国、そして、世界でアフリカ系住民への人種差別や公権力による不正と市民への暴力がこれまで以上に露呈し、世界的なBlack Lives Matter運動が起こったばかりだが、今度はアジア系住民が標的にされ、日に日に凶悪なHate Crime(憎悪犯罪)の件数も急増している。日本人・日系人は、世界には親日的な人が多いと思って安心しきっているかもしれないが、実は他人事ではない。世界では、中国人・中国系、韓国人・韓国系、日本人・日系、他のアジア系も特徴や見分け方がわからないので、ほぼ同じように見られ、日本人・日系人でも大抵が最初は中国人に見られてしまう・・・いまはアジア系全員がHate Crimeの標的になり得るため、気をつける必要ある。いまに始まったことではない人種差別や憎悪犯罪。いまではアメリカ合衆国の白人至上主義や“右”“左”だけの問題でもなくなり、インターネットやソーシャルメディアでも自分だけの間違った感覚や感情で他者を差別したり、攻撃したりする傾向にも見られるように、自分のことは棚に上げ、“自分の思想や感覚がすべて正しい”“あいつが悪”と思い込んでいる、個人の“自己中心的”を遥かに超越した“自分至上主義”の問題となって蔓延っている。それは、ここ日本国でも同様で、その傾向に危険すら感じる。日本国には、“お互い様”という寛容さや慣習があったにも関わらず、その寛容さや慣習すらなくなっている。日本国でも個人それぞれの寛容さや多様性と包括性などを家庭や教育から教え、育んでいかなければならない・・・子どもたちだけではなく、若者や大人たちも。

 
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