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セサミストリートに人種について話すアフリカ系親子のマペットが初登場—子どもと一緒に人種について話すことを奨励する教材公開

セサミストリートを手掛けるセサミワークショップが、人種やアイデンティティについて話すことを奨励する教材を公開した!どのような教材になっているの!?記事を読み進めよう!

 
Sesame Street|セサミストリート
今回初登場したアフリカ系のマペットWesleyと父親のElijah ©2021 Sesame Workshop. All rights reserved.

Change the World Song

エルモやロジータ、Gabrielle(ガブリエル)、Tamir(タミール)など、Power of We Clubが歌う新しいバージョンの「Change the World Song」が、セサミストリートのYouTubeチャンネルで公開されている!誰もが好きになり愛することができる公平な世界について歌っているので、みんなも一緒に歌おう!

 

INFORMATION


Sesame Street|セサミストリート
 

Sesame Street(セサミストリート)は、世界中のすべての子どもたちが“かしこく”“たくましく”“やさしく”育つことを支援し、研究結果に基づいた各国・各コミュニティのニーズや文化に合ったコンテンツ、メディア、教育プログラムを提供しているアメリカ合衆国の501(c)(3)=非営利組織 Sesame Workshop(セサミワークショップ)/旧・Children’s Television Workshop(チルドレンズ・テレヴィジョン・ワークショップ)によって制作され、1969年11月10日にスタートした子ども向け教育テレビ番組。

アメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタンにあるとされる架空のストリート“セサミストリート”と、セサミストリートにあるとされるテラスハウスを舞台に、マペティア(パペティア)/映画製作者/プロデューサー/カートゥニストのJim Henson(ジム・ヘンソン)が創作した“マペット”と呼ばれる個性豊かで独創的なキャラクター:Elmo(エルモ)、Cookie Monster(クッキーモンスター)、Big Bird(ビッグバード)、Oscar the Grouch(オスカー・ザ・グラウチ)、Bert(バート)、Ernie(アーニー)、Grover(グローバー)たちと、ヒューマンキャストと呼ばれる俳優・女優たちが、様々なコーナーを繰り広げる。また、各界の著名人やセレブリティがゲストとして出演し、マペットたちと共演。1969年に誕生して以来、世界160以上の国と地域で愛され続け、世界の放送業界でも名誉と権威のあるEmmy Awards(エミー賞)を多数受賞し、いまもなお毎年新たな複数の受賞によって記録を更新し続けている。ここ日本国でも1971年からNHKで放送、2004年から2007年までテレビ東京系列で日米共同制作版が放送され、大人気を博した。現在、日本国では、ソーシャルメディアやYouTubeチャンネルでコンテンツを配信しているほか、教育分野で金融教育プログラム『夢をえがき、計画をたて、行動する:みんなで考えるファイナンシャルエンパワーメント』や小学校向け教育プログラム『セサミストリートカリキュラム』、医療分野で医科・歯科クリニック&病院向けプログラム『セサミストリートクリニック』など、様々なイニシアティブやブランド、プログラムを展開している。

 
Sesame Street
https://www.sesamestreet.org
Sesame Workshop
http://www.sesameworkshop.org
セサミストリート ジャパン
http://sesamestreetjapan.org
セサミワークショップ 日本事務局
https://www.sesameworkshop.org/ja

 

 

Sesame Street® and associated and related characters, trademarks and design elements are owned and licensed by Sesame Workshop. ©2021 Sesame Workshop. All rights reserved. ©/™ 2021 Sesame Workshop. All Rights Reserved.

SAPIENS TODAY|サピエンストゥデイでは、いままでも“黒人”ではなく“アフリカ系”の表記をルールとしてきたが、それは、当事者から見ればインディアンをネイティブ・アメリカンと表記・呼ぶのと同様に表記のし方・呼び方に気を使われただけで、世の中は相変わらず人種差別やHate Crime(憎悪犯罪)が横行し、何も変わってやしない、となるだろう。表記・呼び方も気を使わないよりは、使う方がいいとは思うが、確実に動かす、変える何かも必要と感じている。そして、人や広告、メディアはわかりやすくするために何でもカテゴライズしたがるが、アフリカ系だからと言って肌の色を黒や茶、逆に肌の色が黒や茶だからと言ってアフリカ系と区別・限定することはできない。このことからも、誰もが肌の色で人・人種を分け隔てることができないことは明白。そして、アフリカ系の人々が自ら誇りを持って“黒人”と呼ぶのと、私たちが敬意を払いながらも肌の色で“黒人”と呼ぶのは、意味合いも何もかもが違う。やはり、ひとは、ひと。肌の色で判断するのではなく、改めてひとを知る・学ぶ、ことやものを知る・学ぶことから始めなければならない。まずは自らのルーツ、そして、他のひとのことも知る・学ぶことから始めよう。ここ日本国でも、人種差別は存在し、他人事ではない。身近な例をあげると、みんなも悪気なく使っている「外国人」のワードも、海外から来た人には疎外感や距離感を感じさせ、差別的と思わせてしまっている。歌「Giant」にもある、“目や肌の色は違うけど、私たちに違いはなく、私たちは同じ”のフレーズから“違いはあっても同じひと”という根本的なことをみんなが思い、考えることができるようになるといいね。セサミストリートの取り組みは、いつの時代も斬新で画期的だ。社会で何らかの問題が浮上すると、問題を解決すべくタブーとされてきたことにも切り込み、子どもたちだけではなく、家族・大人も一緒に知る・学ぶことができる教材や映像を専門家やマペティアなどと一緒に短期間でつくりあげ、エンターテインメントx教育で確実に人々の心と世界・社会に提起し浸透させていく。このパワーは、本当に素晴らしい。

 
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