ピクサー:サンドラ・F・カープマンが来日、カメラ演出や視覚効果を解説

 
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Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)レイアウトカメラ/ステージングのSandra F. Karpman(サンドラ・F・カープマン)が来日し、日本国最大級の見本市「コンテンツ東京2016」の特別講演に登壇した。

 

Sandra F. Karpman(サンドラ・F・カープマン)は、既にアメリカ合衆国で公開され大ヒットを記録し、日本国では2016年7月16日(土曜日)より全国ロードショーで公開されるDisney・Pixar映画『Finding Dory』(邦題:ファインディング・ドリー)にも参加。過去にはIndustrial Light & Magic / ILM (インダストリアル・ライト&マジック)に在籍し、映画『Back to the Future』(邦題:バック・トゥ・ザ・フューチャー)や映画『Star Wars: Episode I – The Phantom Menace』(邦題:スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス)などに参加後、Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)で映画『Monsters University』(邦題:モンスターズ・ユニバーシティ)や映画『Toy Story 3』(邦題:トイ・ストーリー3)、映画『Inside Out』(邦題:インサイド・ヘッド)、映画『Cars』(邦題:カーズ)、映画『Up』(邦題:カールじいさんの空飛ぶ家)、映画『Ratatouille』(邦題:レミーのおいしいレストラン)などの視覚効果やカメラ演出を担当している。

今回の特別講演は、「ピクサーの最新制作技術と、クリエイティブなカメラテクニック」と題され、Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)の作品がどのように制作されているのか、映画『Monsters University』(邦題:モンスターズ・ユニバーシティ)や映画『Inside Out』(邦題:インサイド・ヘッド)、映画『Cars』(邦題:カーズ)などの制作・編集段階の貴重な映像や資料を紹介しつつ、観客の目を楽しく導くカメラ演出や視覚効果を解説。Sandra F. Karpman(サンドラ・F・カープマン)は、視覚効果やカメラ演出の仕事をするにあたって、「私生活を鳥瞰図のように見るようにし、普段からカメラの視点で物事を見るように心掛けている」という。そして、「映画はクイズであってはならない―観客を楽にさせるよう、観客が理解するよう、ストーリーを重視し、簡素化させ、キャラクターやシーンがどこに進もうとしているのかヒントを見つけてもらうための努力をし、重要なところにカメラが近づき、観客の目が自然にキャラクターや次のシーン、アクションに行くようにしている」と制作の裏側を明かした。

Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)の作品は、観客の目線や心理に立って作品作りをし、観客が気付かないような細かな部分やフォーカスにまで拘り、綿密に計算と調整がされ、ロジカルに、そして、完璧に制作されている。

私たち観客も、気付かないような細かな部分をあえて気に掛けて見たくなるのが、Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)の作品の特徴とも言える。何故なら、必ずと言っていいほど、作品のどこかに他の作品のキャラクターがカメオ出演するなどのサプライズも用意されているからだ。アーティストや制作スタッフの拘り、子ども心や遊び心も、観客の共感と驚き、ドキドキ、ワクワク、ウキウキに変わる。このような点も、作品のどこを見ても不自然さがないPixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)の自信の表れと言っても過言ではない。

“Computers don’t create computer animation any more than a pencil creates pencil animation. What creates computer animation is the artist. “「鉛筆がただの道具であるのと一緒で、コンピュータがアニメーションを生み出すわけではない。コンピュータアニメーションを創り上げるのはアーティストである。」―Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)とWalt Disney Animation Studios(ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ)のチーフ・クリエイティブ・オフィサーでもあるJohn Lasseter(ジョン・ラセター)のこの言葉通り、Sandra F. Karpman(サンドラ・F・カープマン)のようなPixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)のアーティストやスタッフの拘りや追求、努力が、最新技術とクリエイティブなアニメーションを生み出している。

ショートフィルムからスタートしたPixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)だからこそ、短編長編に関わらず、原点と細かな拘りを保ち、追求と努力をし続ける。これからも、どんなに年月が経っても愛され続ける作品を世に送り出してくれるだろう。

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