地球史上最大級の巨大竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」が7月上陸、日本初公開—恐竜の巨大化に迫る「巨大恐竜展」横浜で開催

日本初公開となる、地球史上最大級の巨大竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」全身復元骨格標本

恐竜の巨大化、生物の進化に迫る「巨大恐竜展 2024」（英題「Giant Dinosaurs 2024」）が2024年7月13日（土曜日）より神奈川・パシフィコ横浜 展示ホールAにて開催される。

巨大恐竜展は、いま生息している動物 ナガスクジラをはじめ、マンモスや魚竜といった絶滅動物も含めて“巨大な”生物を集め、生物がどのように巨大化したのか、なぜ大きくなる必要があったのかを考える第1章「生物の巨大化」、獣脚類のティラノサウルスやスピノサウルスをはじめとするさまざまな恐竜の進化をたどる第2章「恐竜の巨大化」、地球史上最大級とされる竜脚類ティタノサウルス類Patagotitan mayorum（パタゴティタン・マヨルム）の全身復元骨格標本を日本国で初めて公開し、タッチパネルなどを駆使したインタラクティブ（体験型）で紹介する第3章「ティタノサウルス類：最も大きな恐竜たちのくらし」、ティタノサウルス類以外の竜脚類にも目を向け後期ジュラ紀に生息した竜脚類ディプロドクスの全身復元骨格標本や福井県で発見された竜脚類フクイティタンなどを紹介する第4章「さまざまな竜脚類」、植物を咀嚼することに特化した鳥脚類や分厚い鎧のような骨で身を守った鎧竜類などさまざまな草食恐竜の生存戦略を知ることができる第5章「巨大恐竜の終焉」で構成される。第3章以外の日本国オリジナルコンテンツでは、福井県立恐竜博物館と福井県立大学恐竜学研究所の監修のもと、竜脚類以外の恐竜や恐竜以外の生物の標本が各地から集められるほか、福井県立恐竜博物館をはじめ、国内外の博物館で展示されているココロ社製のバロサウルス、フクイティタン、スピノサウルスといった等身大ロボットも展示され、恐竜の繁栄の歴史、恐竜以外の古生物や現存の哺乳類など豊富な標本で生物の進化を紹介する。

日本国初公開となる、地球史上最大級のパタゴティタン・マヨルムの全身復元骨格標本は、2008年にアルゼンチン共和国のパタゴニアで化石が発見され、前期白亜紀に生息していた当時は全長約37m・体重約57tあったと推定される。全身復元骨格標本は、2023年3月よりイギリス ロンドン・Natural History Museum, London（大英自然史博物館）にて開催された企画展「Titanosaur：Life as the Biggest Dinosaur」で公開され、次いで開催、第3章「ティタノサウルス類：最も大きな恐竜たちのくらし」で公開される本展が国際巡回の記念すべき第一会場目となり、大英自然史博物館が監修する。

恐竜の巨大化、生物の進化に迫る「巨大恐竜展 2024」は、2024年7月13日（土曜日）から9月13日（金曜日）まで神奈川・パシフィコ横浜 展示ホールAにて開催される。本展終了後、2025年夏に大阪にて巡回展を開催予定。