厚生労働省が世界自閉症啓発デーの啓発でセサミストリートとコラボレーション

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厚生労働省は、世界中で愛され続けている子ども向け教育テレビ番組『SESAME STREET®』（セサミストリート®）とコラボレーションし、4月2日の世界自閉症啓発デー（World Autism Awareness Day）の啓発と発達障がいに理解を求める啓発を開始した。

毎年4月2日の世界自閉症啓発デー（World Autism Awareness Day）は、2007年に開催された第76回国際連合総会の本会議においてカタール国のSheikha Mozah bint Nasser Al Missned妃殿下の提案により全加盟国の支持を得て採択され、世界中で自閉症を理解してもらうための取り組みが行われている。日本国でも毎年4月2日の世界自閉症啓発デー（World Autism Awareness Day）から4月8日までの1週間を発達障害啓発週間として、自閉症をはじめ、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障がい、学習障がい、注意欠陥多動性障がいなどの発達障がいに関するシンポジウムの開催やランドマークのブルーライトアップの実施など、啓発活動が実施されている。

今年、日本国では、来月2018年4月2日の世界自閉症啓発デー（World Autism Awareness Day）前後から4月8日までの発達障害啓発週間に行われる様々なイベントや取り組みに先駆け、厚生労働省と、150の国と地域で愛され続けている子ども向け教育テレビ番組『SESAME STREET®』（セサミストリート®）がコラボレーションし、世界自閉症啓発デー（World Autism Awareness Day）の啓発と発達障がいに理解を求める啓発がスタート。2016年にはオンラインブックに、昨年2017年にはYouTube（ユーチューブ）のSESAME STREET®（セサミストリート®）公式チャンネルやテレビ番組に自閉症の特性がある女の子Julia（ジュリア）というキャラターが登場して世界中で話題を呼んだ。Julia（ジュリア）はほかのみんなと同じように遊ぶことが大好きだが、自閉症の特性を持つことから少し違った遊び方や表現のし方をすることもあり、SESAME STREET®（セサミストリート®）の仲間たちは“みんなちがって、みんないい”を合言葉にJulia（ジュリア）の良き理解者となり、大の仲良しでもある。Julia（ジュリア）をはじめ、Julia（ジュリア）の友達で良き理解者でもあるElmo（エルモ）やCookie Monster（クッキーモンスター）、Big Bird（ビッグバード）、Abby Cadabby（アビー・カダビー）、Grover（グローバー）が、世界自閉症啓発デー（World Autism Awareness Day）のポスターやリーフレットに登場し、自閉症をはじめとする発達障がいについてわかりやすく説明し、理解を求めている。

厚生労働省は、SESAME STREET®（セサミストリート®）とコラボレーションすることで、誰にでも分かりやすいヴィジュアルや表現で発達障がいを知ってもらえるように工夫し、発達障がいに対する理解を促進し、発達障がいがある人の生きづらさが緩和されるような社会を目指すとしている。

また、アメリカ合衆国のNPO（非営利組織）で子ども向け教育テレビ番組『SESAME STREET®』（セサミストリート®）や子どもの教育プログラムを手掛けるSesame Workshop（セサミワークショップ）の日本事務局は、今年2018年春から日本国においてもJulia（ジュリア）を中心に“多様性とインクルージョン”をテーマにした活動をスタートさせる。

SESAME STREET®（セサミストリート®）のキャラクターたちが登場する世界自閉症啓発デー（World Autism Awareness Day）のポスターやリーフレットは、2018年2月中旬より全国の学校や保育所、福祉関係施設、公民館、医療機関、鉄道会社などで掲示、配布されている。また、2018年4月2日（月曜日）に開催される世界自閉症啓発デー（World Autism Awareness Day）のイベントにJulia（ジュリア）なども出演する予定となっている。

世界自閉症啓発デー 日本実行委員会
http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/