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絵本『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展が開幕—デビュー前の作品や貴重な絵本原画・資料等約250点を展示

絵本『ねないこだれだ』や絵本『めがねうさぎ』の作者として知られる絵本作家のせなけいこ女史の展覧会が開幕した!どのような展覧会なの!?記事を読み進めよう!

 
『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展
©︎Keiko Sena ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展

©︎Keiko Sena ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

絵本『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展が、2020年12月27日(日曜日)に東京・松屋銀座 8階 イベントスクエアで開幕した。

 

絵本『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展は、世代を超えて多くの親子に愛され続け、発行数3,000,000万部超えのロングセラーとなっている絵本『ねないこだれだ』(福音館書店)が誕生50周年を迎えたことを記念して、作者であるせなけいこの絵本作家デビュー前から近年までの軌跡と、貴重な絵本の原画や資料を紹介する展覧会。今年7月、神奈川・横須賀美術館での開催を皮切りに、愛知・刈谷市美術館、大阪・阪急うめだ本店、北海道・北海道立文学館、広島・ひろしま美術館を巡回し、東京会場となる松屋銀座は全国巡回中の6会場目となる。

本展覧会では、せなけいこのデビュー前から近年の動きまでを網羅し、デビュー前の幻燈や紙芝居、スケッチなどの資料、1969年刊行の絵本『ねないこだれだ』をはじめとするデビュー作「いやだいやだの絵本」シリーズ(福音館書店)4作品全ページの原画、1972年刊行の絵本『あーんあん』シリーズ(福音館書店)や1975年刊行の絵本『めがねうさぎ』シリーズ(ポプラ社)の原画、主要な題材であるおばけとゆうれいが登場する1974年刊行の絵本『ひとつめのくに』(童心社)や1975年刊行の絵本『くずかごおばけ』(童心社)などから選りすぐりの原画、絵本に掲載されていない原画など、合わせて約250点が展示され、これまであまり知られていなかった創作の全貌を紹介。さらに2000年代に入り、20年以上の時を経て「めがねうさぎ」シリーズの新作が出版されたり、デビュー前の幻燈や紙芝居が絵本として出版されたりするなどの新しい動きも出てきており、数十年経っても色褪せない作品の魅力も紹介する。会場内には、せなけいこの本棚も再現、絵本に登場するおばけやうさぎなどが頭上や壁面のあちらこちらに出現しているため、子どもから大人まで、そして、親子で、せなけいこの絵本の世界に入り込んで楽しむことができる。また、会場でしか手に入らない公式図録をはじめとする展覧会オリジナル商品約140点以上を含むせなけいこ関連グッズが併設されているショップで販売されているほか、せなけいこ作品に登場するおばけやうざぎをモチーフにしたコラボレーションメニューが期間限定で同階レストランシティにあるMGカフェで販売されている。

絵本『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展は、来年2021年1月12日(火曜日)まで東京・松屋銀座 8階 イベントスクエアで開催。その後、同年4月2日(金曜日)から5月9日(日曜日)まで岡山・岡山県立美術館、5月29日(土曜日)から7月4日(日曜日)まで静岡・佐野美術館、7月10日(土曜日)から9月5日(日曜日)まで栃木・小杉放菴記念日光美術館で開催予定。

展覧会情報
『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展

©Keiko Sena

『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展

日程: 2020年12月27日(日曜日)から2021年1月12日(火曜日)
時間: 10時00分から20時00分(最終入場は閉場の30分前まで) ※2020年12月27日(日曜日)・2021年1月11日(祝日・月曜日)は19時30分まで、2020年12月31日(木曜日)は18時00分まで、最終日2021年1月12日(火曜日)は17時00分まで
休館: 2021年1月1日(祝日・金曜日)
会場: 東京・松屋銀座 8階 イベントスクエア(東京都中央区銀座3-6-1)
料金: 日にち指定優先入場(指定日の10時00分から13時00分まで限定で入場時に通常待機列とは別の優先レーンより入場)・通常(開催期間中いつでも入場可、ただし混雑時にはお待ちいただく場合や整理券を配布する場合があります)一般 当日 1,200円(税込)/ 高校生 当日 700円(税込) / 中学生 当日 500円(税込) / 小学生 当日 300円(税込) / 未就学児 無料 / 松屋カード・松屋ゴールドカード・松屋友の会カードのご優待 ご本人に限り無料 / 株主お買物優待カード ご本人と同伴者1名に限り無料
チケット: 日にち指定優先入場の当日券は12月27日(日曜日)よりローソンチケットにて販売中、通常の当日券は12月27日(日曜日)より会場にて販売中
主催: 朝日新聞
後援: 一般社団法人日本国際児童図書評議会、絵本学会
協力: 偕成社、KADOKAWA、金の星社、鈴木出版、童心社、福音館書店、ポプラ社
注意: 新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大状況により、展覧会の内容・会期等が変更になる場合があります。変更の場合は、オフィシャルウェブサイトで臨時お知らせします。新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大防止のため、入館時の検温と手指の消毒、館内でのマスク着用、ソーシャルディスタンス等が必須となります。
備考: 東京会場終了後、2021年4月2日(金曜日)から5月9日(日曜日)まで岡山・岡山県立美術館、2021年5月29日(土曜日)から7月4日(日曜日)まで静岡・佐野美術館、2021年7月10日(土曜日)から9月5日(日曜日)まで栃木・小杉放菴記念日光美術館で開催予定。
お問い合わせ: 松屋銀座 03-3567-1211(大代表)

『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展(朝日新聞)
https://www.asahi.com/event/senakeiko50th/
『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展(松屋銀座)
https://www.matsuya.com/ginza/events/2020/1106/senakeiko50th/

 

 

©︎ Keiko Sena

会場の入り口から大きな絵本のオブジェに囲まれ、絵本の世界に入り込んでいくような雰囲気は気分を盛り上げてくれる。ただ、会場はちょっと薄暗いので、おばけが出てきて連れて行かれそうな雰囲気。笑、恥ずかしながら、筆者はいままでせなけいこ女史の作品が貼り絵風のイラストだとばかり思っていたが(ごめんなさい)、本展覧会で原画をじっくり観てびっくり・・・イラストではなく、手作りの貼り絵でできていて、温かみを感じるものだった。作品も自身のお子さんの子育てから得たヒントやアイデアを題材にし、お子さんのためにポスターの裏紙を台紙にして包装紙やチラシといった身近な紙を貼り絵にした手作りの絵本がもとになっている。出版当初に“おかあさんのつくった絵本”というキャッチコピーで発売されたように、お母さんの子どもへの愛情が伝わる最高の絵本!実際に見て知る・感じることは大事!みなさんも貴重な原画や資料を見て、せなけいこ女史のデビュー前から近年の軌跡を知り、せなけいこ女史の親心と子どもたちへの愛情を感じてほしい。

 
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