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伝教大師1200年大遠忌記念 特別展『最澄と天台宗のすべて』が東京国立博物館で開幕—全国各地から秘仏や仏像が奇跡の集結

伝教大師最澄の1200年大遠忌を記念した特別展が、東京・東京国立博物館 平成館で開幕した!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!

 
伝教大師1200年大遠忌記念 特別展『最澄と天台宗のすべて』
重要文化財 伝教大師(最澄)坐像/鎌倉時代・貞応3(1224)年/滋賀・観音寺蔵 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
伝教大師1200年大遠忌記念 特別展『最澄と天台宗のすべて』

12年に1度ご開帳される秘仏・重要文化財 薬師如来坐像/平安時代・12世紀/岐阜・願興寺(蟹薬師)蔵 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

伝教大師1200年大遠忌記念 特別展『最澄と天台宗のすべて』(東京会場)が、2021年10月12日(火曜日)に東京・東京国立博物館 平成館で開幕した。

 

平安時代のはじめに仏教界に新風をもたらした伝教大師でんぎょうだいし最澄さいちょうの1200年大遠忌だいおんきを記念し、全国3会場(東京・九州(福岡)・京都)を巡回して開催される伝教大師最澄1200年大遠忌記念 特別展『最澄と天台宗てんだいしゅうのすべて』(東京会場)は、寺外初公開となる京都・真正極楽寺しんしょうごくらくじ真如堂しんにょどう)の秘仏本尊・重要文化財 阿弥陀如来立像、同じく寺外初公開となる岐阜・願興寺がんこうじ蟹薬師かにやくし)の秘仏本尊・重要文化財 薬師如来坐像、同じく寺外初公開となる京都・法界寺ほうかいじの秘仏・重要文化財 薬師如来立像、滋賀・観音寺かんのんじ所蔵の重要文化財 伝教大師(最澄)坐像、栃木・輪王寺りんのうじ所蔵の重要文化財 慈眼大師じげんだいし天海てんかい)坐像、SARS-CoV-2 / COVID-19(新型コロナウイルスによる感染症)パンデミックの影響により本堂での開帳が叶わず205年ぶりの出開帳及び展覧会史上初出展となる日本国最大約2mの僧形肖像彫刻で東京・深大寺じんだいじの秘仏 慈恵大師じえだいし良源りょうげん坐像ざぞうと東日本最古の国宝仏・国宝 釈迦如来倚像しゃかにょらいいぞうなど、全国各地の天台宗諸寺院等で守り伝えられてきた天台ゆかりの秘仏や仏像、肖像彫刻が全国から集結し、一堂に会しているほか、現存最古の最澄の肖像画を含むインド・中国・日本国の天台ゆかりの人物たちが描かれた貴重な平安絵画である国宝 聖徳太子しょうとくたいしおよ天台高僧像てんだいこうそうぞう 十幅じゅっぷくのすべて(11月2日(火曜日)から11月7日(日曜日)まで期間限定(限定期間前後は、展示替えをしながら六幅を公開))、現存する唯一の最澄自筆の手紙とされ、当時空海くうかいのもとにいた愛弟子 泰範たいはんに宛てた国宝 尺牘せきとく久隔帖きゅうかくじょう)(10月12日(火曜日)から10月31日(日曜日)まで期間限定)など、比叡山延暦寺が所蔵する宝物や『法華経ほけきょう』の説く万民救済の精神をあらわす文化財を通して、滋賀・比叡山ひえいざん延暦寺えんりゃくじにおける日本天台宗の開宗から、江戸に東叡山とうえいざん寛永寺かんえいじを創建して太平の世を支えた江戸時代に至るまでの天台宗の歴史を紹介。

さらに最澄自作と伝えられる秘仏本尊 薬師如来像と最澄が灯して以来消えたことのない“不滅ふめつ法灯ほうとう”、参拝者が同じ高さに位置する構造と、“すべての人が仏に成れる”という『法華経』の精神を体感することができるよう、十二神将像(一部)と、和紙が張り替えられた先代の銅灯篭と共に、比叡山延暦寺の総本堂 国宝 根本中堂こんぽんちゅうどうの内陣が再現展示され、フォトスポットとして唯一来場者による写真撮影が可能となっている。

 

特設ショップでは、本展展示の作品や解説が収録された公式図録をはじめ、画家の北畠聖龍がデザインした特別御朱印、御納経帳、漫画家/イラストレーターのおかざき真里の歴史漫画『阿・吽』(小学館『月刊スピリッツ』)と特別にコラボレーションしたグッズ、日用品、菓子類、文房具類などのオリジナルグッズも多数販売されている(オンラインストアでは一部を販売)。

伝教大師最澄は、真言宗しんごんしゅうを開いた弘法大師こうぼうだいし空海くうかいとならんで、804年にとう(現在の中華人民共和国)に渡って天台教学や密教、禅を学び、それらの教えと多くの経典や法具を携えて帰国し、広め、新しい平安仏教の一翼を担った名僧で、日本天台宗の開祖。嵯峨天皇に上奏した『山家学生式さんげがくしょうしき』(『天台法華宗年分学生式てんだいほっけしゅうねんぶんがくしょうしき《六条式》』)の冒頭にある“一隅いちぐうらす”=“身のまわりや社会を照らす人こそが国の宝である”として人材を養成することと、“すべての人が仏に成れる”=“あらゆるすべての人々を救う”という平等思想を説いた『法華経』の理想の世界を実現することに生涯を捧げた。最澄が開宗した日本天台宗は、釈迦しゃかの教えの中でも『法華経』こそが完全円満な究極の教え(円教えんぎょう)であるとしたずい時代の天台大師てんだいだいし智顗ちぎの仏教理念をもとに、最澄が唐で学んだ密教・禅・大乗戒を加えた「円教・密教・禅・大乗戒」の4つの柱を特色とする。最澄が比叡山に創建した比叡山寺またの名を日枝山寺(のち、822年、最澄の死を惜しんだ嵯峨天皇が「延暦寺」という寺号を授与)は、日本国史上、多くの高僧を排出し、彼らが説いた多様な教えは日本文化に大きな影響を及ぼしてきた。

伝教大師1200年大遠忌記念 特別展『最澄と天台宗のすべて』(東京会場)は、2021年11月21日(日曜日)まで東京・東京国立博物館 平成館で開催。その後、来年2022年2月8日(火曜日)から3月21日(祝日・月曜日)まで福岡・九州国立博物館、4月12日(火曜日)から5月22日(日曜日)まで京都・京都国立博物館で開催される。

INFORMATION

 
日程: 2021年10月12日(火曜日)から11月21日(日曜日)
時間: 9時30分から17時00分
休館: 月曜日
会場: 東京・東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9)
料金: 事前予約制 一般 前売日時指定 2,100円(税込) 当日 2,200円(税込) / 大学生 前売日時指定 1,300円(税込) 当日 1,400円(税込) / 高校生 前売日時指定 900円(税込) 当日 1,000円(税込) / 中学生以下・未就学児、障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料日時指定券の予約が必要です / 音声ガイド 有料
注意: 新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大状況により、展覧会の内容・会期等が変更になる場合があります。変更の場合は、展覧会公式サイトで随時お知らせします。新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大防止のため、入館時の検温と手指の消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス等が必須となります。
備考: 会期中、一部展示替えあり。東京会場(東京国立博物館 平成館)終了後、来年2022年2月8日(火曜日)から3月21日(祝日・月曜日)まで福岡・九州国立博物館、4月12日(火曜日)から5月22日(日曜日)まで京都・京都国立博物館で開催。
お問い合わせ: ハローダイヤル 050-5541-8600(9時00分〜20時00分/年中無休)

 

 

伝教大師1200年大遠忌記念 特別展『最澄と天台宗のすべて』
 
 

全国各地の天台宗諸寺院などから天台ゆかりの秘仏や仏像、肖像彫刻、宝物が集結して一堂に会し、見応えのある圧倒的な展示内容!普段は非公開、あるいは十数年に1度の御開帳時にしか拝観することのできない秘仏も、本展ではその神々しさと美しさを間近でじっくりと拝観し、堪能することができる。会場では、僧侶が命懸けで千日回峰行を成し遂げて大阿闍梨になるまでの貴重な映像も公開されているので必見。特設ショップでは、特別御朱印が人気で、本展に出品されている仏像にちなんだ大日如来・釈迦如来・薬師如来・不動明王・阿弥陀如来・観世音菩薩の全6種の特別御朱印を求め、授与される方が多数。今日から毎日、天台宗の僧侶が在館し、東京国立博物館 平成館 1Fのラウンジで特別御朱印に自筆で日付を入れてくれる。そして、同ラウンジには、比叡山延暦寺“梵字カフェ”も特設されており、購入者の干支に合わせて普賢菩薩を表す梵字のラテアートをしてくれる“梵字ラテ”も楽しむことができる(有料)。これは、比叡山延暦寺の宿坊 延暦寺会館の喫茶(れいほう)でも飲むことができ、“厄除け開運ラテ”として人気を博している。

 
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