映画『ドリーム』本編映像に見る主人公キャサリン・ジョンソンの才能とレガシー

©2016Twentieth Century Fox

映画『Hidden Figures』（邦題：ドリーム）の主人公：物理学者/数学者のKatherine Goble Johnson（キャサリン・ゴーブル・ジョンソン）の才能とレガシーの片鱗がわかる本編映像が公開された。

映画『Hidden Figures』（邦題：ドリーム）の舞台は、まだ人種差別法が存在した1960年代初頭のアメリカ合衆国。物理学者/数学者のKatherine Goble Johnson（キャサリン・ゴーブル・ジョンソン）は、ずば抜けて優秀な頭脳を認められ、黒人（アフリカ系アメリカ人）女性として初めてNational Aeronautics and Space Administration / NASA（アメリカ合衆国航空宇宙局）の宇宙特別研究本部に配属となり、計算手として働いていたが、白人男性ばかりの職場では機密情報などの重要な箇所が黒く塗りつぶされた資料を渡され、まともに作業をさせてもらえないような劣悪な環境だった。

今回公開された本編映像は、劣悪な環境の中であっても自慢の計算能力を駆使し、行間を埋めたり、光に透かしたりと、あの手この手で黒塗りの資料を読み解いて、最高機密となっていた失敗の原因までも突き止めて解明してしまうKatherine Goble Johnson（キャサリン・ゴーブル・ジョンソン）の才能に、俳優/ディレクター/プロデューサーのKevin Costner（ケビン・コスナー）演じる上司のAl Harrison（アル・ハリソン）ら同僚から「ソ連のスパイでは？」と疑われてしまう場面となっている。

https://youtu.be/A2RLMEMpC6A

想像を超えるほどの過酷で劣悪な環境の中で、時代を切り開く先駆者となったKatherine Goble Johnson（キャサリン・ゴーブル・ジョンソン）を演じた女優/シンガー/作家のTaraji P. Henson（タラジ・P・ヘンソン）は、「キャサリンにはありとあらゆる障害が立ちはだかったけど、何も彼女を止めることはできなかった。それがキャサリンの才能のひとつで、彼女が残したレガシー」と語り、自分に与えられた仕事への誇りと夢の実現に向けた努力を続ける強い女性に最大級の敬意を表した。また、「キャサリンのような女性を演じるチャンスを持てただけで栄誉だった。いろいろな感情が溢れた。でも、私はそれほど数学にのめり込んではいないから恐れもあった。でも強い恐れを感じたからこそ、やらなければとも思った」と、偉大な人物を演じることに喜びとプレッシャーを感じていたことも明かしている。

NASAの頭脳として最も重要な役割を担った3人の黒人（アフリカ系アメリカ人）女性の勇気と感動の物語―映画『Hidden Figures』（邦題：ドリーム）は、2017年9月29日（金曜日）より全国ロードショーで公開される。

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