HONNEがシングル「LIFE__you only get one」映画『ルノワール』ディレクターズカット版映像公開—早川千絵監督が手がける

映画『ルノワール』ポスタービジュアル © 2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners

　オルタナティブポップデュオのHONNE（ホンネ）が、映画『Renoir』（邦題『ルノワール』）のエンディングテーマソングに起用されたシングル「LIFE__you only get one」（ライフ・ユー・オンリー・ゲット・ワン）のディレクターズカット版トレーラーを公開した。

　現在日本全国の映画館にて公開されている第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門選出映画『ルノワール』のエンディングテーマソングに起用されたHONNEのシングル「LIFE__you only get one」。HONNEは、映画『ルノワール』の監督を務めた映画監督の早川千絵監督によるディレクターズカット版トレーラーをYouTubeチャンネルで公開した。同曲は、HONNEが実生活で経験した結婚や子育てなどのライフステージの変化が色濃く影響している2024年発売のアルバム『OUCH』（『アウチ』）の収録曲のうちの1曲で、明るく朗らかな曲調の楽曲が収録されたアルバムとなっている。今回公開されたディレクターズカット版トレーラーは、映画『ルノワール』を観た観客から「心に沁みる」「歌詞がブッ刺さってぼろぼろ泣いた」「曲の訳を見ていたら涙が出た」「歌詞が印象的で、余韻を残す」「映画を集約するような曲で胸が熱くなった」「監督のメッセージが込められている気がした」など、同曲についても言及した絶賛の声がソーシャルメディアに多数投稿されていることを受けて急遽制作されることになり、主人公 フキがみせるさまざまな表情を切り取ったエモーショナルなトレーラーに仕上がった。

　同曲を映画『ルノワール』のエンディングテーマソングに起用し、今回のディレクターズカット版トレーラーをディレクションした早川千絵監督は、「編集が終わりに近づき、この映画の全体像がようやくつかめてきた頃に、この曲と出会いました。この映画のために作られた曲なのでは！？と錯覚してしまうような歌詞とメロディ。どうしてもこの曲をエンディングに流したいという希望が奇跡的に実現しました。この曲と共に、『ルノワール』という映画がいつまでも観た人の心に残ってほしい、そんな願いが込められています」とコメントを寄せた。映画の本編終盤に同曲と共にスクリーンに映し出される歌詞の日本語訳字幕は、早川監督自身が翻訳し、字幕化したという。

　映画『ルノワール』は、長編初監督作品である2022年公開の映画『PLAN 75』が第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール特別賞に輝き、同年のアカデミー賞®日本国代表として選出、さらに世界各国の映画祭で監督賞にノミネートされるなど、世界中から高い評価を得た早川千絵監督の最新作。第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品となり、今後世界41か国以上での上映を予定、各国の映画祭にも出品が続く予定となっている。11歳の主人公 フキを演じる俳優の鈴木唯は、第78回カンヌ国際映画祭が選ぶ「注目すべき10人の才能」に選出され、その類まれな存在感と演技力も注目の的となった。