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コジコジを単独で取り上げる史上初の展覧会『コジコジ万博』がPLAY! MUSEUMで開催—“馬鹿メルヘン”な空間でその奥深さを

さくらももこさんによる漫画『コジコジ』を単独で取り上げる史上初の展覧会がPLAY! MUSEUMで開催されている!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!

 
コジコジ万博
コジコジが通う学校の教室を紹介するSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーの加藤倖都さん ©︎ さくらももこ ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
コジコジ万博

集英社りぼんマスコットコミックス新装再編版『コジコジ』1巻より ©︎ さくらももこ

さくらももこ(1965-2018)は、静岡県出身・漫画家/エッセイスト/作詞家/脚本家。代表作は、漫画・アニメ『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』、漫画『神のちからっ子新聞』、セルフパロディ漫画『ちびしかくちゃん』、エッセイ『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』などで知られ、作詞作曲など作品は多岐にわたる。2018年に乳がんのため逝去。53歳だった。漫画『コジコジ』は、1994年から1997年に雑誌『きみとぼく』(ソニー・マガジンズ)で34話が連載、2010年から2013年に雑誌『りぼん』(集英社)で4話が不定期連載され、合計38話が公開。1997年から1999年にはTBS系列でテレビアニメ『さくらももこ劇場 コジコジ』(全101話)が放送された。2019年には舞台化、2000年にはゲーム化もされている。メインキャラクター“宇宙生命体”コジコジの誕生から30年以上経ついま、20代から30代を中心に、そのかわいさとおもしろさ、そして作品の奥深さに注目が集まっている。

Uzuアトラクション感溢れる展示

コジコジ万博

コジコジ万博の会場入り口 ©︎ さくらももこ ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

2025年には日本国・大阪府で大阪・関西万博の開催が予定されているが、本展も万博のパビリオン(展示)のようにアトラクション感溢れる展示となっており、めちゃくちゃワクワクする空間の中でコジコジや仲間たちと出会い、ストーリーの奥深くへと入り込んでいく体験ができる。冒険の途中には、コジコジたちが仕掛けたナンセンスなギャグやイタズラがあちらこちらに!公開されている貴重な原画は、130点。会場入り口のゲート(写真)がある空間に、さくらももこが初めて描いたコジコジ(原画)やコジコジが住んでいるメルヘンの国の全景(原画)と一緒にコジコジ誕生のエピソードが紹介されている。

PLAY! プロデューサー/ブルーシープ 代表の草刈大介は、コジコジ“万博”の名称について「万博は、色んな国のパビリオンがあり、パビリオンの中で好きなことをやっていて、そこにテーマがあったりもするんですけど、やっている表現はバラバラですよね。コジコジの場合は、ファンの方にもファンじゃない方にも、色んな人に来てほしいと考えたときに、1つの美意識とかコンセプト、ディレクションみたいなことで統一するよりは、色んな人たちが色んな形でパビリオンを作ったみたいな感じが面白いのかなというので“コジコジ万博”と名付けました」と説明。

展示空間のデザインや広報物のアートディレクションを担当したアートディレクター/クリエイティブディレクターの福田哲丸(CEKAI)は、コジコジついて「僕もコジコジ世代で、漫画ではなくアニメから入ったんですけど、すごく怖かった印象があったんですね、いま見てもやっぱり怖いんですけど。その佇まいはいまの時代になかなかなくて、この怖さを主観的に考えたときに、コジコジが無表情で芯食ったことを言うと思うんですけど、あの無表情でけろっと言う感じとか淡々と言う感じとかが神様とか仏様だなぁと、僕の中でヒントになりました。これが幼心には圧倒的な存在というか神様・仏様みたいなものへの怖さや凄さを自然と感じていたように思います」と語り、本展のアートディレクションについては「言い方は難しいんですけど、入り口や造形の色んなところにヒントとなった(特定の宗教ではないですが)神様・仏様の世界観のモチーフを入れています。僕はアニメから入ったので、そこから遡って漫画をひたすら読んだときに、さくら先生がコジコジについて書いたまえがきとかあとがきの中に革新的な一言があって、“馬鹿メルヘンをやろうと思った”と書いてあったんです。“馬鹿メルヘン”ってすごく良い言葉だなと思って、ただのメルヘンではなく、馬鹿である。“馬鹿メルヘン”という世界観が、コジコジを一言で表す強い柱になると思い、全体がそこに結びつくアイデアになっています」と、“馬鹿メルヘン”な世界観の展示・空間になっていることを明かした。

 

©︎ さくらももこ
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展覧会『コジコジ万博』は、会場入り口となる空間とゲートからワクワクが止まらず、タイトル通り“万博”のパビリオン=アトラクション感が溢れている!会場のいたるところにコジコジと仲間たちの言葉や名言、ナンセンスなギャグが!そして、ある地点でゴォォォォォーという爆音が聞こえてくるのだが、物知りじいさんがめちゃくちゃおもしろい登場の仕方をするので期待してほしい。漫画『コジコジ』第29話「まるちゃんがやってきたの巻」の扉絵も展示されており、コジコジとまる子、おじいちゃん、テル子らが一緒に描かれた原画を見ることができるのも特別感がある。破壊力のあるコジコジの存在と言葉——それは現代の日本人に“力むことなく、飾ることなく、肩肘張らずに、自分は自分でいい、普通でいいんだよ”と諭してくれているようにも感じる。コジコジ万博は、巡回展はなく、PLAY! MUSEUMだけの開催。この機会にコジコジのおもしろさ、奥深さを存分に堪能してほしい!展示を観終わった後は、おもしろいグッズや美味しいメニューも楽しんでね!

 
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