写真展『写真家チェ・ゲバラが見た世界』が開幕—エルネスト・チェ・ゲバラの実子カミーロ・ゲバラが初来日
キューバ革命の英雄、政治家/革命家のErnesto Che Guevara(故・エルネスト・チェ・ゲバラ)の写真展『写真家チェ・ゲバラが見た世界』が、今日2017年8月9日(水曜日)より東京・恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンルームで開催されている。
エルネスト・チェ・ゲバラ本人が撮影した約240点の写真を没後50年という筋目の年に日本国で初公開する写真展『写真家チェ・ゲバラが見た世界』の開催に合わせて、故・エルネスト・チェ・ゲバラの実子でもあり、Centro de Estudios Che Guevara(チェ・ゲバラ研究所)コーディネーターのCamilo Guevara March(カミーロ・ゲバラ・マルチ)が来日し、昨日2017年8月8日(火曜日)に開催されたプレビューに登壇した。
カミーロ・ゲバラ・マルチは、エルネスト・チェ・ゲバラが撮影した写真について「2つの観点から見ていただきたい。ひとつは歴史的事実に基づいたチェ・ゲバラの自伝のような写真。もうひとつは、写真家としてのチェの美的センス、彼の美学」と説明し、「チェ自身の目で見たものを独自の視点で撮っていたこと。保存されているものは少ないが、特に私の好きな写真は、彼が工業大臣の時に調査に行って撮った工場などの写真。彼の趣味でもあったが、調査レポートとして写真を添えて報告していたようだ」と語った。また、エルネスト・チェ・ゲバラが撮影した幼少期の写真について「とても親密な写真なので、みんなには言わないけれど、父親として愛情をたっぷり注いでくれた。家族といる時間を大切にしてくれた。残念ながら、一緒にいる時間は少なかったけれど・・・」と、父親への思いを語った。
カミーロ・ゲバラ・マルチは、写真展の開催に先駆け、2017年8月6日(日曜日)に、58年前に父親のエルネスト・チェ・ゲバラも訪れた広島県広島市の平和記念公園を訪問。広島平和記念式典に出席し、原爆死没者慰霊碑に献花した。
世界、時代の転換期真っ只中のいま、なぜ再びエルネスト・チェ・ゲバラなのか——エルネスト・チェ・ゲバラが写真家として撮影した写真には、歴史・時代が動いた(事件が起きた)場所や世界遺産などの写真も多く見られる。政治家として、革命家として、過去を学び、常にキューバと世界の未来を見据えて言動してきたエルネスト・チェ・ゲバラの視線の先を、この写真展で感じることができるだろう。
写真展『写真家チェ・ゲバラが見た世界』は、今日2017年8月9日(水曜日)から8月27日(日曜日)まで東京・恵比寿ガーデンプレイス ガーデンルームで開催。
写真家チェ・ゲバラが見た世界
CHE GUEVARA 50 YEARS | 2017 CONMEMORATIVE EDITION PHOTO EXHIBITION IN TOKYO
- 日程: 2017年8月9日(水曜日)から8月27日(日曜日)
- 時間: 11時00分から20時00分 ※最終入館は閉館の30分前 ※最終日の最終入館は15時00分
- 場所: 東京・恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンルーム
- 料金: 前売 800円(税込)、高校生以下 無料 / 当日 一般 1,000円(税込) / 大学・専門学生 800円(税込) / 高校生以下 無料
- チケット発売: チケットぴあ、ローソンチケット、e+(イープラス)
- 主催: テレビ東京、InterFM897
- 後援: 駐日キューバ共和国大使館
- お問い合わせ: InterFM897 03-5781-7610
写真家チェ・ゲバラが見た世界
http://che-guevara.jp/
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