MARVEL大型展覧会『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界』開催

 
© 2017 MARVEL

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ここでは、MARVELの大型総合展覧会『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界』(MARVEL AGE OF HEROES EXHIBITION)の展示構成をご紹介する。

MARVEL × HISTORY(ヒストリー)

「マーベル・コミックス」#1(1939年)
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MARVEL(マーベル)の創成期は、コミックブック出版のブームが興隆した1930年代に遡る。MARVEL(マーベル)の前身であった出版社、Timely Comics(タイムリー・コミックス)が1939年にアンソロジー・コミック誌『Marvel Comics』(マーベル・コミックス)の第一号を創刊したのが、事実上のMARVEL(マーベル)の始まりだと言える。その後、すぐに『Captain America Comics』(キャプテン・アメリカ・コミックス)が誕生し、第二次世界大戦を背景に大変な人気を集めた。戦後はスーパーヒーロー・ブームが一時的に低下したものの、コミックの出版は続けられていた。そして、スーパーヒーロー・コミックス文化が新時代を迎えた1960年代、1961年の『The Fantastic Four』(ファンタスティック・フォー)を皮切りに、現在活躍するスーパーヒーローたちが続々と生み出されていく。ここから大きく躍進を始めたMARVEL(マーベル)は、年ごとに出版物を増やし、新しいメディアに進出し続けて、今日の私たちが知る姿となった。こうしたMARVEL(マーベル)の歴史を紹介する。

MARVEL × HERO(ヒーロー)

「アメイジング・スパイダーマン」#65原画(1968年)
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キャプテン・アメリカ コンセプトアート
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MARVEL(マーベル)がつくり出す広大な世界には、たくさんのスーパーヒーローたちが住んでいる。その人数は数千人にものぼるが、彼らの誰ひとりとして同じではなく、それぞれに違う個性を持っている。他人とは違う力を駆使し、それぞれの戦いに挑み、悩みや喜びなどが詰まった日常を生きている。ここでは、そんなスーパーヒーローたちの戦う姿と日常の姿を、彼らがおもに活躍する3つのフィールドから紹介する。まずは「コズミック&ミスティック」。コミックならではのSF やファンタジーの要素を含んだ壮大な世界観の中で活躍するヒーローたちを紹介する。そして、「グローバル」。地球を守るために国際的に活躍するヒーローたちを紹介する。最後に、「ローカル」。街の住民たちを守る、地元に愛されるヒーローたち。どこを拠点にしていても、人々を守りたいという意思は同じ。誰もが特技を活かし、お互いに協力し合いながら活躍するヒーローたちの姿を紹介する。

MARVEL × CULTURE(カルチャー)

MARVEL(マーベル)のパワフルなキャラクターたちとストーリーは、コミックにとどまらず、あらゆるジャンルに浸透している。さまざまな種類のトイ、アニメ、ゲーム、TVドラマ、舞台、アトラクション、そして、映画。MARVEL(マーベル)のスーパーヒーローたちはどの時代においても常に新たなる活躍の場を見いだし、そのたびにさらなる発展を遂げ、ファンを魅了してきた。こうしてMARVEL(マーベル)がさまざまな分野に及ぼした影響は波のように広がり、さらに大きなうねりを作り出して現在に至っている。ここでは、バリエーション豊かなジャンルへの展開の中でMARVEL(マーベル)がつくりだしてきた世界、そして、マーベルが他のカルチャーに与えた影響を紹介する。また、とりわけ日本国では独自のマーベル・コンテンツが数多く展開されてきた。日本国とマーベルとの関係の中で生まれた作品など紹介する。

MARVEL x CINEMATIC UNIVERSE(シネマティック・ユニバース)

マーベル・スタジオ ロゴ
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75年以上の歴史のなかでMARVEL(マーベル)が心がけてきたのは、たとえスーパーパワーを持つキャラクターたちが活躍する物語であっても、常に時代を反映し、身近な光景の中で繰り広げられる現実味のあるドラマを描くことだった。現代においても、その原則が変わることはない。テクノロジー、世界情勢、人々の考え方・・・目まぐるしく変わっていく現代という時代を反映して、ヒーローたちはどのように変わっていったのか?そして、同時に、変わらぬ信条をどのように保ったのか?ここでは、そんなマーベルのヒーローたちの現代における姿を、近年多くの映画作品を制作しているMarvel Studios(マーベル・スタジオ)によるマーベル・シネマティック・ユニバースという世界観を通じて紹介する。

MARVEL × ART(アート)

「アメイジング・スパイダーマン:リニュー・ユア・バウズ」#4 マンガ・バリアント・カバー・アート(2015年)
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「キャプテン・アメリカ」#22 75周年カバー・アート(2014年)
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MARVEL(マーベル)の長い歴史の中で、ファンを惹きつけてやまなかったのは常に「ストーリー」だった。コミックの場合、ストーリーとは文字で書かれた脚本のことだけを指すのではない。キャラクターたちの心の動きや、華麗なアクションなど、すべてを絵で表現したコミック・アートも含めて「ストーリー」なのである。マーベルでは大勢の優れた才能を持つアーティストたちが作品を手がけ、日本国で“アメコミ風”と呼ばれるようなデザインだけではなく、革新的な表現スタイルが編み出された。いつの時代も、MARVEL(マーベル)のアートは世界中の読者を驚嘆させ、魅了してきた。このセクションでは、有名アーティストたちによる作品を始め、日本国の漫画家・イラストレーターたちの手によるMARVEL(マーベル)のアートを紹介する。

Marvel Entertainment(マーベル・エンターテイメント)とは―

Marvel Entertainment(マーベル・エンターテイメント)は、The Walt Disney Company(ウォルト・ディズニー・カンパニー)の100%子会社で、世界有数のキャラクターをベースにしたエンターテイメント企業。Spider-man(スパイダーマン)やIron Man(アイアンマン)など8,000以上ものキャラクターを保有し、75年以上にわたり様々なメディアを通じてコンテンツを提供してきた。MARVEL(マーベル)は、映画やテレビなどのエンターテイメント、ライセンシング、出版事業で大きな成功を収めている。

Marvel.com| The Official Site
http://marvel.com/

MARVEL AGE OF HEROES EXHIBITION
マーベル展 時代が創造したヒーローの世界
http://www.tokyocityview.com/marvel-exhibition

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