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特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』が東京国立博物館で開幕—鳥獣人物戯画全4巻全場面44メートル超と名刹 高山寺の名宝を一挙公開

国宝 鳥獣人物戯画の全巻全場面を鑑賞することができる特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』が開幕した!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!

 
特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』
特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』会場入口には鳥獣たちが動くアニメーション映像も ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

国宝 鳥獣人物戯画 丁巻

特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』

馬上から的を射る流鏑馬の様子が描かれ、その筆さばきがスピードを表現。

丁巻は、侏儒の曲芸、修験者と僧侶の験競べ、法会、流鏑馬、田楽、毬杖、木遣り、印地打、牛車の牛の暴走などが描かれている。甲巻・乙巻・丙巻と比べると、明らかに墨色の濃さや線の太さ、描き方も異なり、人物主体の巻となっているが、甲巻と丙巻をモチーフに描かれているようで、2つの巻の影響を受けて制作されたようだ。

特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』

大木に縄を掛けて引く木遣りの様子が描かれている。

後半に描かれた法会に参列している人物の描き方や衣服から時代背景を読み解くことができ、鎌倉時代以降の世相が反映されたものとみられている。

POINT

本展は、国宝 鳥獣人物戯画全4巻全場面・合計44m超を一度に横断的に比較しながら鑑賞することができる。よく似ている甲巻と丙巻の擬人化された兎や蛙、猿、乙巻と丙巻の犬や鶏、乙巻と丁巻の馬や牛といった動物、さらに甲巻と丁巻の法会の場面、丙巻と丁巻の験競べの場面、動物と人間が同じ行動をしている場面を比較するなど、様々な楽しみ方があり、新たな発見があるかも!

第2章 鳥獣戯画の断簡と模本

原本から失われた場面の数々

特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』

重要文化財 鳥獣戯画 断簡(東博本)/平安時代・12世紀/東京国立博物館蔵/通期 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi, Powered by FUJIFILM


特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』
 

特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』
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特別展『国宝 鳥獣戯画のすべて』の開催に先駆け、東京国立博物館が秘仏・重要文化財 明恵上人坐像をCTスキャンで調査したところ、内部に約30cmの巻物が納入されていることが判明した。新たな発見で、また歴史が動きそうだ。国宝 鳥獣人物戯画は、擬人化された動物や当時の人々の営みの中にもユーモアを感じることができ、写生的に描かれた空想上の龍や麒麟、獅子、貘などの格好良さにも感動してしまう。そして、当時もいまもそんなに変わらない人や擬人化された動物の仕草、営みの光景などにホッとする。日本美術はもちろん、イラストレーションやマンガ、広告などクリエイティブに携わる方、携わろうとしている方も、国宝 鳥獣人物戯画から学べることがある。必見!グッズは、高山寺公認の兎と蛙のぬいぐるみがインパクト大!国宝 鳥獣人物戯画の動物がプリントされたバッグやマスクなどもお洒落!最後に、SAPIENS TODAY|サピエンストゥデイの読者のみなさまとCHALLENGER'S TV beehiveの視聴者のみなさまにお願いがあります。記事にもありますように、2018年の台風21号、2020年の豪雨により世界遺産 栂尾山 高山寺さんも甚大な被害を受け、いまも復旧作業が続けられていますが、完全な復旧・復興が困難な状況のようです。高山寺境内の復旧・復興をご支援いただけます方は、《ゆうちょ銀行 四四八支店 支店コード:448 口座番号:3250841 口座名義:栂尾高山寺(トガノオコウサンジ)》まで、ご寄付を直接ご送金いただければ幸いです。世界遺産 栂尾山 高山寺さんへのみなさまからの温かいご支援とご協力をお願いいたします。

 
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