ポール・スミス“多様・多角的な視点と思考を持つことがとても重要”—「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」が開幕
展覧会「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」内覧会にポール・スミスさんらが登壇した!どのようなことを語ったの!?記事を読み進めよう!


左から)国立新美術館の菅谷富夫館長、ポール・スミスさん、パリ国立ピカソ美術館 キュレーターのジョアンヌ・スヌレッシュさん、国立新美術館 主任研究員の米田尚輝さん ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
展覧会「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の内覧会が2026年6月9日(火曜日)に東京・国立新美術館にて開催され、本展のアートディレクターを務めたファッションデザイナーのSir Paul Smith(ポール・スミス)、Musée national Picasso-Paris(パリ国立ピカソ美術館)キュレーターのJoanne Snrech(ジョアンヌ・スヌレッシュ)らが登壇した。
展覧会「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」の開幕に先駆けて開催された内覧会にポール・スミス、ジョアンヌ・スヌレッシュらが登壇、本展について語った。本展は、フランス共和国・パリ国立ピカソ美術館が所蔵する芸術家 Pablo Picasso(パブロ・ピカソ/1881 – 1973)のコレクションにインスピレーションを得たポール・スミスが自由な発想で会場のレイアウトやアートをディレクション、約20万人を動員し、かつてない大規模回顧展となった特別展「Picasso Celebration: The Collection in a New Light!」を基に再構築した国際巡回展。本展会場レイアウトやアートをディレクションしたポール・スミスは、「展示を見ていただくと、ピカソが物事に対してどのような考え方を持っていたのかということがわかると思います。それが本展の要になっています」とパブロ・ピカソの人生やさまざまな時代と共に物事の見方や考え方、捉え方に焦点を当てた展覧会になっていることを明かし、ジョアンヌ・スヌレッシュは「本展は、まさにピカソの違った視点を見せるというのが要になっています。ピカソは、自身のキャリアを形作る大きな展覧会を開催してきましたが、常に新しい自分の顔を見せ、鑑賞客に新しい発見をしてもらい、衝撃を与えてきました。ポール・スミスさんと協力をすることで、今回の展覧会ではピカソの特徴がより濃く表れた展覧会になっていると思います」と本展とポール・スミスのディレクションを評価した。パブロ・ピカソからも影響を受けたというポール・スミスは「ピカソから学んだのは、好奇心です。彼は、常に新しいアイデアを追求し、新しいやり方を探っていました。シンプルでクラシックなドローイング、コラージュ、陶器など、あらゆることを試した芸術家だと思います。私も同じように常に新しいアイデアを追求し、ファッション業界でビジネスをして55年が経ちますが、ただ目の前のものを見るのではなく、いつも左や右に視線を向けながら階段を登っています」と、パブロ・ピカソとその物事の見方や考え方、捉え方にも共通点を見出し、多様、多角的な視点と思考を持ってキャリアを築いているという。最後に「私からのメッセージは、とてもクリアです。とにかく見て、感じて、そして楽しんでください。本展は、有名な《牡牛の頭部》から始まります。自転車のハンドルとサドルです。左右にもハンドルとサドルが展示されています。私たちが見ると自転車のハンドルとサドルですが、ピカソが見ると牡牛に見えるのです。違う(多様、多角的な)視点と思考を持つことは、とても重要です。この展覧会を楽しんでください」と、多様・多角的な視点や思考の重要性を説き、これから来場する方たちへのメッセージで締め括った。
展覧会「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」は、2023年に芸術家 Pablo Picasso(パブロ・ピカソ/1881 – 1973)が没後50年を迎えたことで、フランス共和国・パリ国立ピカソ美術館が所蔵するコレクションにインスピレーションを得たポール・スミスが自由な発想で会場のレイアウトやアートをディレクション、約20万人を動員し、かつてない大規模回顧展となった特別展「Picasso Celebration: The Collection in a New Light!」を基に再構築した国際巡回展。中華人民共和国上海に次いで2カ国目の開催となる。00〈トロンプ・レスプリ(精神を欺くもの)〉、01〈『ヴォーグ(流行)』中の芸術家〉、02〈青の憂鬱〉、03〈バラ色の女性たち:《アヴィニョンの娘たち》への前奏曲〉、04〈キュビスムの実験室〉、05〈アッサンブラージュとコラージュ〉、06〈古典主義の画家〉、07〈子ども時代〉、08〈闘牛〉、09〈ストライプ〉、10〈戦時中〉、11〈一点もの〉、12〈《草上の昼食》〉、13〈ピカソのボーダーシャツ〉、14〈晩年:1969 – 1972〉、15〈展覧会のピカソ〉で構成され、傑作《男の肖像》《アルルカンに扮したパウロ》など約80点の作品が18年ぶりに来日し、さまざまな創意工夫を凝らした空間で紹介されている。
展覧会「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」は、2026年9月21日(祝日・月曜日)まで東京・国立新美術館 企画展示室 2Eにて開催。
日程: 2026年6月10日(水曜日)から9月21日(祝日・月曜日)
時間: 10時00分から18時00分※金曜日・土曜日・日曜日は20時00分まで(入場は開館の30分前まで)
休館: 火曜日、ただし8月11日(祝日・火曜日)は開館・8月12日(水曜日)は休館
会場: 東京・国立新美術館 企画展示室 2E(東京都港区六本木7-22-2)
料金: 一般 当日 2,400円(税込) 前売り 2,200円(税込) / 大学生 当日 1,400円(税込) 前売り 1,200円(税込) / 高校生 当日 1,000円(税込) 前売り 800円(税込) / 中学生以下 無料 / 障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名 無料
主催: 国立新美術館、パリ国立ピカソ美術館、日本経済新聞社、TBS、TBSグロウディア、テレビ東京
後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、ほか
お問い合わせ: ハローダイヤル 050-5541-8600
国立新美術館
https://www.nact.jp/
展覧会「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」内覧会にSir Paul Smithさんとパリ国立ピカソ美術館のジョアンヌ・スヌレッシュさんらが登壇し、本展について解説。人々の思考や知識、感情がAIに替わろうとしているいま、Pablo PicassoさんやSir Paul Smithさんたちのような0から1を創造する素晴らしい芸術家、クリエイターは、今後生まれないのではないだろうかと思ってしまう現代。父親が姉妹喧嘩の止めに入り、娘1人の胸ぐらを掴んだからといって娘がAIに相談し、後先考えずにAIの回答を鵜呑みにして児童相談所に相談、警察が父親を逮捕し、父親は重職を辞任、書類送検されてしまうという事案が発生したが、いかに現代の人々がAIに依存し、自分で感じなくなっているか、後先を考えなくなっているか、知性や感性がなくなっているかがよくわかる事案でもある。父親は名誉も職も失い、家族の関係性や家計にも影響し、そのうち娘は自分の(AIに頼った)判断や行動を後悔する日がくるだろう。チーム内の雰囲気や成績は別としても、この事案で職を辞める必要も辞めさせる必要もないのにね。AIもソーシャルメディアもある程度の思考力、判断力等が整った年齢を経て利用できるよう、年齢制限やプライバシー保護の法整備が必要だと感じる。家庭や学校、地域の教育もAIに依存せず、人がやりましょう。そんな中で、多様・多角的な見方、感じ方、捉え方、考え方、楽しみ方を提案するのが、本展。Pablo Picassoさんの傑作や人生と共に、物事の見方、感じ方、捉え方、考え方を紹介し、Sir Paul Smithさんが再解釈、会場レイアウトやアートのディレクションを手がけている本展は、Pablo PicassoさんとSir Paul Smithさんの感性が見事にマッチ。Pablo Picassoさんの作品からSir Paul Smithさんが時代や色、柄を切り取り、音や素材を感じ取り、会場のレイアウトやアートに。伝統的なクラフツマンシップとモダンなデザインで知られるPaul Smithらしさも随所に出ており、子ども心、遊び心がある。好奇心を持って、多様・多角的な視点、思考で見て、感じて、楽しんでほしい。特に若者たちには、何事も好奇心を持って自ら現地に行く、自分と他者の体験や経験のために時間やお金を使う、見る、読む、感じる、考える、楽しむ、調べる、体験や経験、知識としてインプットする、知恵やセンスに変えてアウトプットする——これを繰り返しやってほしい。自ずと思考力、判断力、感受性、感性、知性などが身につくから。



