企画展『マンモス展—その「生命」は蘇るのか』開幕—マンモスと一緒に生命とは何かを考える

 
企画展『マンモス展—その「生命」は蘇るのか』
年代:17,800年前/発掘時期:2002年/発掘場所:ロシア連邦サハ共和国ウスチ・ヤンスク地区イリン・ヴィラフチャアンニア川下流地域 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

ロシア連邦の特別重要文化財「ケナガマンモスの鼻」が、世界初公開・初展示されている。状態の良いケナガマンモスの鼻が発掘されたことで、これまで考えられていたマンモスの鼻の形状を覆すことになった。

14年ぶりに再来日したユガギルマンモスの頭部(冷凍標本)

企画展『マンモス展—その「生命」は蘇るのか』

ロシア連邦 特別重要文化財「ユガギルマンモス」頭部冷凍標本を見る子どもたち ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

2005年に愛知県で開催された日本国際博覧会『愛・地球博』で初公開され、約7,000,000人が目撃したロシア連邦の特別重要文化財「ユカギルマンモス」の頭部冷凍標本が14年ぶりに再来日し、展示されている。せりあがった大きな牙や皮膚、毛も残っており、マンモスの姿を一番イメージしやすく、子どもたちも興味津々に見入っていた。

マンモスを体験

本物のケナガマンモスの毛に触れよう

企画展『マンモス展—その「生命」は蘇るのか』

ケナガマンモスの毛/年代:31,150年前/発掘時期:2018年8月12日/発掘場所:サハ共和国ベルホヤンスク地区ユニュゲン ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

永久凍土から発掘された本物のケナガマンモスの毛に実際に触れることができる。ケナガマンモスの毛の色は黒やベージュ、赤、白などで1色ではなく、硬さは針金よりは少し柔らかく、ほうきの先より少し硬い。今回世界初公開・初展示されているロシア連邦 特別重要文化財「ケナガマンモスの皮膚」冷凍標本でもわかるように皮膚は分厚く、毛も硬いということで、いかに寒さに適応する能力を持っていたかがわかる。本物に触れる貴重な機会をお見逃しなく!子どもたちにとっても貴重な体験になるだろう。

 

企画展『マンモス展—その「生命」は蘇るのか』, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

 

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