スヌーピーミュージアムが自然豊かな南町田に移転オープン—一人ひとりのクスッが集まってみんながハッピーになる場所

編集部
2020.01.17

東京・南町田グランベリーパーク内に移転オープンし、新しくなったスヌーピーミュージアムとピーナッツカフェの全貌はいかに！？キーパーソンたちが語ったこととは！？記事を読み進めよう！

私たちチャールズ M. シュルツ美術館との繋がりが、より一層はっきりしてきたのではないかと思います。チャールズ M. シュルツ美術館の場合は、サンタローザにお越しいただいた方々に、チャールズ M. シュルツがどのような人間だったのか、どのような人生を歩んできたのかを皆さまにお伝えしています。それらを通じて『ピーナッツ』のキャラクターに触れていただきます。六本木のときのミュージアムをさらに発展させた南町田の新しいスヌーピーミュージアムの場合は、『ピーナッツ』のキャラクターを通して、いままで以上にチャールズ M. シュルツがどのような人間だったのかを直接知っていただけるような様々な工夫を凝らしており、新しい発見もあります。皆さま、サンタローザにお越しの際には、チャールズ M. シュルツ美術館にもお立ち寄りいただければと思います。

——日本国のファンの皆さん、来館される皆さんにメッセージをお願いします。

『ピーナッツ』の世界に触れるということは、ハッピーになれるということ、微笑むことができるということ、私たちが忘れがちなお互いを思いやるということの心の温かさ、友情などの喜びに大いに浸っていただけるのではないかなと、そう願っています。『ピーナッツ』ならではの人生についての根本的な事柄について、私たちに直接訴えてかけてくれる、私たちの慰めになってくれる哲学の数々も受け止めていただければと思います。

Daisuke Kusakari｜草刈大介

——新しいスヌーピーミュージアムとは？

緑に隣接して、自然の中にあるミュージアムは、気持ち良いですよね。六本木（旧・スヌーピーミュージアム）のときも素晴らしい場所でしたが、今回はミュージアムの広さが2倍になり、隣の鶴間公園も含めて新しい体験ができるのではないかということを意識しました。六本木のときは、半年に一回、大きな企画展をやっていましたが、六本木でやっていたことに新しい要素や六本木でできなかったことをプラスして、展示も進化しています。半年に一回変わる企画展は、規模を縮小して構成します。企画展の規模を縮小した分、スペースが広くなった分、チャールズ M. シュルツについて、『ピーナッツ』について、ピーナッツ・ギャングについてなど、皆さんに知ってもらいたいこと、知っているともっと好きになれることを、体験しながら知ってもらえることができるような環境をつくりました。見たことがないものを見せる、知らなかったことを知ってもらうというのがミュージアムのひとつの役割だと思っているので、驚き、発見できる場所を隅々随所につくっています。六本木のときに来ていただいた方々にもさらに何度来ていただいても楽しんでもらえるような場所を目指しています。空間デザインは、六本木のときと同じチームでやっていまして、TORAFU（トラフ）さん、アート・ディレクター/グラフィック・デザイナーの祖父江慎さんを中心とするコズフィッシュさんでチームをつくって、建物の中を設計・デザインしています。展示室のなかで立ながら読むって大変ですよね。歩きながら、見ながら、読みながら、人と話しながら吸収できる最適なボリュームはどれくらいなのかということを関係者の中で話し、歩き、展示しています。