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開田裕治が描いた映画『キングコング:髑髏島の巨神』日本版ポスターに監督も感動

 
©2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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映画『Kong: Skull Island』(邦題:キングコング:髑髏島の巨神)の日本国版ポスターが解禁された。

 

昨日都内で開催された映画『Kong: Skull Island』(邦題:キングコング:髑髏島の巨神)のフッテージプレゼンテーションで、ド迫力の日本国版ポスターが解禁され、一夜経って世界中で話題を呼んでいる。

フッテージプレゼンテーションの終盤、日本国版ポスターデザインがスクリーンに映し出されると、その迫力と格好よさ、昭和の手描きの映画ポスターや映画看板を思わせる懐かしさに、会場からは拍手が沸き起こった。

日本国版ポスターを手掛けたのは、怪獣絵師として知られるイラストレーターの開田裕治。開田裕治は、『ゴジラ』シリーズや『ウルトラマン』シリーズなど、数々の怪獣、ロボット、ヒーロー、特撮のイラスト、プラモデルのボックスアート、ゲーム各種アートを手掛け、全国で展覧会なども開催されている。開田裕治が描くイラストには、夢、漢のロマン、格好良さがあり、ヒーローや怪獣、景色の中に強さや恐怖とその真逆の哀愁が混在し、良い雰囲気のイラストだと定評がある。昭和から映画『Star Wars: Episode V The Empire Strikes Back』(邦題:スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲)国際版や映画『ゴジラ』シリーズなどのポスターを手描きで手掛けたことで知られるイラストレーターの故・生頼範義(おおらい・のりよし)に続く、日本国が誇るイラストレーター:怪獣絵師と言っても過言ではない。海外映画の公式ポスターを手掛けるのは、映画『Kong: Skull Island』(邦題:キングコング:髑髏島の巨神)が初となる。

映画『Kong: Skull Island』(邦題:キングコング:髑髏島の巨神)の監督でもある映画・テレビ監督/脚本家のJordan Vogt-Roberts(ジョーダン・ボート=ロバーツ)監督は、開田裕治を前に、日本版ポスターについて「本当に素晴らしい。映画作りは孤独な作業だけど、たまにとてつもなく素晴らしい瞬間がある。このポスターは、その瞬間の1つ。死ぬまで家の壁に飾りたい」と語り、映画監督/特技監督/映像作家の樋口真嗣監督も開田裕治のポスターを絶賛。Jordan Vogt-Roberts(ジョーダン・ボート=ロバーツ)監督は、フッテージプレゼンテーション終了後のバックステージでも樋口真嗣監督や開田裕治と記念撮影を楽しんでいた。

開田裕治氏は、SOUL SAPIENS(ソウル・サピエンス)の取材に対し、映画『Kong: Skull Island』(邦題:キングコング:髑髏島の巨神)日本国版ポスターの依頼が来たときの心境については「『ゴジラ』と並ぶ世界的大スター=怪獣映画『キングコング』の新作映画のポスターを描かせていただけるということで、依頼を受けたときはとても興奮した。『キングコング:髑髏島の巨神』の予告編を見て、舞台になる島が髑髏の形をしていることを知り、この映画がきわめてストレートな怪獣映画に違いないと。そして、第2弾の予告編を見るとコング以外にも出るは出るは怪獣や怪生物のオンパレード。この映画を作った監督は、相当な怪獣映画好きに違いないと確信した」、拘った点や苦労した点については「昨今の怪獣映画のポスタービジュアルはとてもハイセンスでカッコイイが、私が子どもの頃に見て興奮した怪獣映画ポスターの「これが怪獣映画だ文句あるか!」という迫力が欠けているのではないかと感じていた。でも、この『キングコング:髑髏島の巨神』ならば、かつての文句なく楽しめる怪獣バトル映画としての魅力を前面に出したポスターがふさわしいのではないかと思い、怒れるコングと襲いかかって来る怪獣達を魅力的に描くことに努めた。また、今回のコングは、従来の映画のコングよりも遙かに巨大、その点にも留意した。とはいえ、イラストを描く段階での資料は公開されている予告編しかなかったので、キャラクターたちをバランス良く描くのには苦労した」と語った。そして、「もう一つ、イラストの大先輩であり、多くの素晴らしい映画ポスターを手掛けられた故・生頼範義さんならば、『キングコング:髑髏島の巨神』のポスターをどのように描いただろうかとも思った。イラストを描きながら、映画の魅力を余すこと無く一枚の絵に封じ込めた生賴さんのポスターアート作品から私が学ばせていただいたことを、万分の一でもお返し出来ればと考えずにはいられなかった」と、日本国の映画ポスターの巨匠でもある故・生頼範義への敬意で締め括った。

日本国版ポスターが解禁されて一夜が経ち、世界中の映画ファンやエンターテイメント・メディアも日本国版ポスターを取り上げ話題にし、かなり高く評価している。

2017年2月16日(木曜日)から2月22日(水曜日)まで東京・中野/GALERYリトルハイ(中野ブロードウェイ)で展覧会『飯塚定雄×開田裕治 ウルトラな2人展』が開催され、開田裕治が描いた『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』のイラストに、『ウルトラマン』のオープニングの影絵シルエットを手掛け、特撮映画や特撮テレビドラマの光線を作り続けてきた光学合成の第一人者でもある飯塚定雄がスペシウム光線やアイスラッガーを合成したコラボレーション作品、作画合成用原画を再現した貴重な原画などが展示される。また、2月16日(木曜日)から2月22日(水曜日)まで東京・吉祥寺/リベストギャラリー創で展覧会『開田裕治の「ねこドラ!」展』が開催され、ねこ&ドラゴンをモチーフにしたオリジナル作品が展示される。

映画『Kong: Skull Island』(邦題:キングコング:髑髏島の巨神)は、2017年3月25日(土曜日)より全国ロードショーで公開される。

Kong: Skull Island
キングコング:髑髏島の巨神

ハリウッド『GODZILLA ゴジラ』チームが贈る、暴走アドベンチャー・アトラクション超大作

全編、クライマックス。空前絶後の戦いが始まる!

それは簡単な任務のはずだった…。舞台は、神話の中にだけ存在するとされた謎の島、髑髏島(ドクロトウ)。未知の生物を求め調査遠征隊が潜入するが、島に着くやいなや、状況は一変する。島の至るところに、骸骨が散らばり、そして岩壁には血塗られた巨大な手跡。そこは人が決して足を踏み入れてはいけない場所だった…。そして遂にその姿を現す、巨大なる王コング。そして次々と現れる、正体不明の巨大モンスター達に人間は為す術もなく、逃げ惑うのみ。髑髏島の秘密とは―。果たしてコングは人類にとって悪魔なのか、神なる存在なのか―。果たして、人類は生きて、この島から脱出できるのか―。

人類よ、命を賭けて脱出せよ! 戦う覚悟はいいか!!

  • 公開: 2017年3月25日(土曜日) 丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他 全国ロードショー
  • 監督: Jordan Vogt-Roberts(ジョーダン・ボート=ロバーツ)
  • 出演: Tom Hiddleston(トム・ヒドルストン)、Brie Larson(ブリー・ラーソン)、Samuel L. Jackson(サミュエル・L・ジャクソン)、John C. Reilly(ジョン・C・ライリー)、他
  • 配給: ワーナー・ブラザース映画

Kong: Skull Island
キングコング:髑髏島の巨神
http://kingkong-dokuro.jp/

  • 取材協力: 開田裕治、開田あや

©2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 
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