二宮和也が選んだ“人生の1本”は映画『リバー、流れないでよ』—情報量の多い現代だからこそ撮るなら“無声映画に挑戦してみたい”
映画を愛するアンバサダーが選んだ“人生の1本”を一夜限りで特別上映する映画体験イベントに二宮和也さんが登壇した!どのような作品を選んだの!?記事を読み進めよう!


映画愛を語る二宮和也さん ©︎ 「映画館に行こう!」実行委員会 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
シンガー/俳優/タレント/元・アイドルグループ 嵐の二宮和也が、2026年6月25日(木曜日)に東京都内の映画館にて開催された映画体験イベント「シークレットシネマ」のトークショーに登壇した。
映画を愛するアンバサダーが選んだ「人生で一度は映画館で観てほしい1本」“人生の1本”を、日本中の映画館でタイトルを伏せたまま一夜(1回)限り特別上映し、上映前のトークショーを全国の映画館に生中継するという前代未聞の映画体験イベント「シークレットシネマ」が開催され、同イベントの初代アンバサダーを務める二宮和也がトークショーに登壇。自身も俳優として役を通して数々のストーリーを多くの人々に届けてきたと同時に、映画ファンでもある二宮和也は、冒頭から「自分でもよくこの壇上に登ったなと思っています」と言いながらも二つ返事でアンバサダー就任のオファーを快諾したようだが、「正直な話は、嫌ですよ。普段は偉そうなことを言ってるけど、“こいつのセンス、これなんだ?”みたいな映画偏差値みたいなものを透かされるので。このオファーをいただいたときに、それを想像するわけですよ。嫌だなぁと思いましたよ」と実際は嫌々の快諾だったことを強調して明かし、「40代にも入ったわけだから嫌だとか言ってらんないだろうなと・・・若い子たちに映画館に来てもらうために、ワクワクをどう共有するかを非常に考えました。ユーザーとして出会った作品をみなさんにご紹介できたらと思いました」と企画に合った一作を選んだという。同イベントが小規模で開催されると思っていたようで、大きな会場で開催され、さらに全国300館以上の映画館に生中継されることを知り「こんなに大規模になるんだったら、やりゃあよかった。自分が出ているのを選んでおけばよかったな」と後悔し、観客の笑いを誘った。過去にも二宮和也主演作品で舞台挨拶のMCを務めた荘口彰久が「これから映画をご覧になるみなさまへの一言の後に、二宮さんは「この映画はヒットしてほしい。映画館に足を運んでいただいて映画業界全体が盛り上がってほしいんです」と必ず言うじゃないですか」とその真意を尋ねると、二宮和也は「それは自分が良く見られたい・・・から言ってる可能性もあります」と冗談を交えつつ「街を歩いていてすれ違う人と同じように、毎週どこかで新しい映画が始まって、どこかで終わっていくんですよ。そういうのは映画館に行かないとわからないですし、自分の好きなお目当ての映画がどこのスクリーンで上映されているのかというのもそうですし——舞台挨拶ができない映画もあるんですよ。舞台挨拶ができる映画は本当に限られていますし、舞台挨拶をしていない映画が公開されていても、同じ人数の人たちが関わっていて、熱量は同じだから、楽しんでもらいたいというのは常にあります」と“映画愛”を語った。今回選んだ一作については、「さまざまな人たちがひとつの空間で、映画が始まった瞬間に“こういう作品なんだ”ということを共有できるのが、映画の良いところだと思っています。同じ瞬間に笑えたり、同じ瞬間に泣けたり、同じ瞬間にキュンとしたり、感動、感情を共有できる可能性があるのが映画の醍醐味だと思っているので、楽しい作品を選んだつもりです」と、同イベント開催発表後にソーシャルメディアでも考察合戦が繰り広げられた“二宮和也が選んだ1本”について説明。さらに「二宮和也に映画に関していま聞きたいこと」というテーマで映画ファンと二宮和也のファンから寄せられた質問に答えるコーナーに入り、「え、なんか、すごい・・・もう映画界で随分な立ち位置にいるんですね、私。恐ろしいです」と言う二宮和也に会場から盛大な拍手が湧き起こり、「いやぁぁぁぁぁもうもうごめんなさい。許して・・・許してください」と少々ビビり、恐縮しまくり。映画、テレビドラマ、配信ドラマ、演劇など、俯瞰で物事を見ることにもチャレンジしてみたいという二宮和也に、荘口彰久が「どのような映画を撮ってみたいとかってあるんですか?」と台本になかった質問をすると、「色々考えます。それがどうしてもやりたいわけではないですが、色々な映画が存在しているので、幅を広げるという意味でも、作品としてもうまく段取りができれば、無声映画をやってみたいと思います」と映画の原点に立ち返った作品を制作したいと言い、続けて「映画でもテレビでも音が出ない方が見るんですよ。話している人もいれば、それにテロップが出て、説明が出てきて、音楽が流れて、情報量が多すぎるから——音が出ないというのは、ある種の異常事態なわけであって。そういうことをみんなで共有する点でいうと、映画で無声はなかなかチャレンジだなと思っていますけどね」と情報量が多い現代だからこそ、あえて無声映画に挑戦したいと語った。この時点でも当然まだ上映作品は公表されておらず、上映作品のヒントについて「キーワードは、没入感。演劇的なんですよ。昔、“うちの人(大野智)もやってたけど”、舞台『青木さん家の奥さん』という中身はアドリブで展開していく演劇があるんですが、映像としてはそれに近しい構造になっています。物語に入ってからの没入感でいうと、一緒に追体験しているような構成になっているので。言ってしまえば、旅館の話なんですよ」と急に上映作品の内容と、過去にシンガー/俳優/タレント/アーティスト/元・嵐 リーダーの大野智が主演を務め、番組の企画で二宮和也も相葉雅紀と櫻井翔と演じたことがある舞台『青木さん家の奥さん』に言及し、観客の頭の中は二宮和也の嵐への変わらない愛情とさらに上映作品の考察が進んだようで会場がワクワク感に包まれ、「観ていくと、どこに何があって、どこにあれがあって、それがあって、こうなって、町も含めて関係性がわかってくると、特殊効果がなくても人間はすごく没入していくんです。リアルに、立定的になっていくのが非常に面白いと思いましたし、構成的にも作る側としてはチャレンジなんですよ。もっと安全牌に作れるはずなのに、そうしたら意味がないというような作品なので。羨ましいです、こんな大きなスクリーンで、大勢の方と一緒に観ることができるというのは」と上映作品の見どころも伝え、上映後の観客の感想も気になる様子。終盤、同イベントを主催した映画館に行こう!実行委員会が映画作品の海賊版、映画館での盗撮などの撲滅に向けた活動を展開していることから『NO MORE映画泥棒』よりカメラ男とパトランプ男が登場し、二宮和也は「え?その本物の人なんですか!?でかいかも・・・へぇ〜・・・不思議なもので、どこから見ているんだろうなと思ってしまいますよね。ここだよね!」と初対面の感想を漏らし、メディア向けのフォトセッションをする段取りに入ると「フォトセッション!?(笑)あ、そうなの!?あ、ま、そうか!ありがとうございます」とカメラ男とパトランプ男との3ショットに困惑気味の二宮和也に会場が爆笑に包まれた。あっという間に予定時間を超え、口数が多かったという二宮和也は自身が選んだ映画作品を全国の観客に受け入れてもらえるのか少々不安だったようだが、冗談やユーモアを交えつつ、映画作品との出会いを人の出会い、映画作品公開の終始を人の往来に重ね、その素晴らしさと映画愛を伝える人間力、人間味ある温かいトークになった。
最後に、二宮和也は「自分が出ていない作品なのにこんなに緊張するのは初めてで、どうか本当に受け入れていただきたいと思いますし、上映が終わった後には“ニノ、良いセンスしてんな”と、嘘でもいいのでポストしていただければと思います。映画もそうですし、趣味娯楽もそうですし、自分の好き嫌いだけで特化するのもありですし、好きも嫌いも食べてみて初めて自分の趣味趣向がわかると思うので、色々な作品に出会っていただきたいと思います。自分が出ている作品も、映画に出演している方や一緒に共演した方が、もしかすると翌週には新しい作品に出演したりもするかもしれませんので、それも縁だと思って出会っていただきたいと思います。今日観ていただく作品をもし知らなかったら、こういう人たちがどのような作品を作っているのかというのを深追いしてみても面白い作品がたくさんあります。幅を広げるためにも楽しんでください。映画を映画館で観る良さを最大限にわかってもらえると作品だと思います。映画館に足繁く通っていただければと思います」と観客へのメッセージで締め括った。
二宮和也が本気で選んだ「人生で一度は映画館で観てほしい1本」“人生の1本”は、2023年6月公開の映画『リバー、流れないでよ』。京都府京都市の貴船を舞台に、2分間のループから抜け出せない人々の混乱を描くオリジナル長編映画。原案・脚本は劇作家/演出家/脚本家の上田誠、監督は映画監督の山口淳太監督が務めた。
幕が開くまで、タイトルは“秘密”——日本映画製作者連盟、外国映画輸入配給協会、モーションピクチャー・アソシエーション、全国興行生活衛生組合連合会で構成される映画館に行こう!実行委員会主導のもと、映画界の未来を担う若手メンバーが集結し、“1人でも多くの方に、改めて映画館に足を運んでほしい!”という願いを込めて発案されたプロジェクトで、映画を愛するアンバサダーが選んだ“人生の1本”を上映までタイトルを伏せて一夜(1回)限り上映する特別な映画体験イベント。あえて上映される作品を知らずに映画館に足を運ぶという「偶然の出会い」通して、普段あまり映画館に行くことがない方や、常に新しいエンターテインメントを探している方に向けて、映画館の大きなスクリーンと特別な空間でしか味わえないワクワク体験を提案する。上映前には、アンバサダーが映画や作品にまつわる思い出、映画館の魅力を語るトークショーを開催し、その様子を全国の映画館に生中継。イベントでの感動をきっかけに、今度は自らの意思で再び映画館を訪れるという「映画館を日常に取り戻す習慣」への第一歩を後押しする特別な映画体験イベントとなっている。映画館に行こう!実行委員会は、海賊版撲滅や、映画人口2億人を目標に「映画盗撮撲滅キャンペーン」「映画館大賞」などさまざまな施策を展開している。
なかなか面白い取り組み、映画体験イベント「シークレットシネマ」が開催され、自身も俳優として役を通して数々のストーリーを多くの人々に届けてきた二宮和也さんが、一映画ファンとして初代アンバサダーを務め、登壇!自分が選んだ作品を全国の観客のみなさんに受け入れられるか不安で恐縮気味の二宮和也さんだったが、冗談やユーモアを交えつつ、映画愛や映画館の魅力を語った。映画との出会いを人の出会い、映画作品公開の終始を人の往来に重ねて語る二宮和也さんに、“ゲーム好きな人”のイメージから一転。二宮和也さんの感性、人間力、人間味を感じ、二宮和也さんの人柄と魅力が凝縮されたトークに!自ら出演した作品のヒットを願うだけでなく、映画界全体が盛り上がることを願い、言動していることにも敬服。先月に嵐としての活動を終えたばかりだが、今度は個としてさらに活躍し、社会にも業界にも貢献していく二宮和也さんを見た。日本国の映画業界、特に国際映画祭や海外映画作品は、特定の人だけが映画館に行き、特定の人だけが映画を観て、特定の人だけが楽しめばいいような閉鎖性があり、自分たちが気に食わないマスコミ・報道機関や関係者も排除する閉鎖的、排他的、横柄な業界だと感じることが多々あるが、「映画館に行こう!」実行委員会が主導する映画体験イベント「シークレットシネマ」はそれを打破し、日本国内における映画人口、観客動員数、興行収入に繋がる画期的な取り組み、イベント。これからも継続され、映画業界全体が盛り上がり、映画はギークだけではない“みんなが楽しむことができるもの”という認識が日本国全体、日本人に広がれば、映画ファンも動員数も増えるだろう。



