辻一弘が第90回アカデミー賞®メイクアップ＆ヘアスタイリング賞受賞で快挙

Phil McCarten / A.M.P.A.S.

特殊メイクアップアーティストのKazuhiro Tsuji（カズヒロ・ツジ／辻一弘）が、The 90th Academy Awards®（第90回アカデミー賞®）のAcademy Award for Best Makeup and Hairstyling（アカデミー賞®メイクアップ＆ヘアスタイリング賞）を受賞した。

The 90th Academy Awards®（第90回アカデミー賞®）の授賞式が、アメリカ合衆国現地時間2018年3月4日（日曜日）にアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市ハリウッドにあるDolby Theatre（ドルビーシアター）で開催され、Academy Award for Best Picture（アカデミー賞®作品賞）を含む6部門にノミネートされていた映画『Darkest Hour』（邦題：ウィンストン・チャーチル／ヒトラーから世界を救った男）で特殊メイクアップを担当したKazuhiro Tsuji（カズヒロ・ツジ／辻一弘）が、Academy Award for Best Makeup and Hairstyling（アカデミー賞®メイクアップ＆ヘアスタイリング賞）を初めて受賞。日本人のAcademy Awards®（アカデミー賞®）受賞は作品では9年ぶり、個人では25年ぶりの快挙となった。

授賞式前に「ゲイリーが素晴らしかったから、できるならゲイリーのために取りたい」と語っていたKazuhiro Tsuji（カズヒロ・ツジ／辻一弘）は、受賞発表後の受賞スピーチで「まずは、ゲイリー・オールドマンに心から感謝したいと思います。この素晴らしい旅をご一緒できて嬉しく思います。ゲイリーのおかげです。素晴らしい俳優でアーティスト、そして、真の友人です。キャストとスタッフは友人になりました。アカデミーの皆さん、ありがとうございました」と、俳優/映画作家のGary Oldman（ゲイリー・オールドマン）を賞賛、感謝の意を表し、受賞の喜びを分かち合った。

映画『Darkest Hour』（邦題：ウィンストン・チャーチル／ヒトラーから世界を救った男）公開前から主人公・イギリス（連合王国）首相/政治家のSir Winston Leonard Spencer-Churchill（ウィンストン・チャーチル）を演じるGary Oldman（ゲイリー・オールドマン）の大変身ぶりに世界中が驚愕し、話題に。Kazuhiro Tsuji（カズヒロ・ツジ／辻一弘）は、2012年に映画業界から退いていたものの、Gary Oldman（ゲイリー・オールドマン）からの直々のオファーで映画『Darkest Hour』（邦題：ウィンストン・チャーチル／ヒトラーから世界を救った男）に参加してカムバックし、特殊メイクアップアーティストのDavid Malinowski（デビッド・マリノウスキー）と特殊メイクアップアーティストのLucy Sibbick（ルーシー・シビック）と一緒に約6ヵ月の時間をかけてGary Oldman（ゲイリー・オールドマン）をSir Winston Leonard Spencer-Churchill（ウィンストン・チャーチル）に大変身させた。

Gary Oldman（ゲイリー・オールドマン）は、The 90th Academy Awards®（第90回アカデミー賞®）のAcademy Award for Best Lead Actor（アカデミー賞®主演男優賞）を受賞している。

映画『Darkest Hour』（邦題：ウィンストン・チャーチル／ヒトラーから世界を救った男）は、2018年3月30日（金曜日）より全国ロードショーで公開される。