展覧会『スター・ウォーズ™ アイデンティティーズ：ザ・エキシビション』が熱い—初めて見たあの時の胸の高鳴りが再び

編集部
2019.08.28

展覧会『STAR WARS™ Identities: The Exhibition』（スター・ウォーズ™ アイデンティティーズ：ザ・エキシビション）

ドロイド

映画『スター・ウォーズ』シリーズには、ロボットと人間の境目が明瞭ではない個性豊かなDroid（ドロイド）が登場する。ジョージ・ルーカス監督は、「人間のような」という意味のギリシャ語「Android」（アンドロイド）の一部を取り、ロボットにドロイドと名付けた。最も有名なドロイドは、C-3POとR2-D2の凸凹コンビ。C-3POのコスチュームは、俳優のAnthony Daniels（アンソニー・ダニエルズ）が2005年公開の映画『Star Wars: Episode III Revenge of the Sith』（邦題『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』）で着用したコスチューム。そして、R2-D2のユニットは、俳優のKenny Baker（故・ケニー・ベイカー）が1977年公開の映画『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』で中に入って操作したコスチューム版。撮影には、R2-D2の複数のユニットが用意され、リモコンによって操作できる走行可能なユニットもあった。2015年公開の映画『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』の製作開始前、映画『スター・ウォーズ』シリーズの一ファンでイギリス（連合王国）のR2-D2 Builders Club（R2-D2ビルダーズ・クラブ）メンバーのLee Towersey（リー・タワージー）とOliver Steepls（オリヴァー・スティープルス）が、映画製作者/映画・テレビ監督/プロデューサー/脚本家のJ.J. Abrams（J・J・エイブラムス）監督と映画プロデューサーのKathleen Kennedy（キャスリーン・ケネディ）にR2-D2などのドロイドを自作・操作できることを直訴したことで、映画『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』からは彼らが製作・操作したR2-D2などのドロイドが使用されている。一ファンだった彼らが、映画の制作に参加するという夢を叶えたことも話題となり、公開前の2015年4月にアメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイムで開催されたスター・ウォーズ・ファンの祭典『Star Wars Celebration Anaheim』（スター・ウォーズ・セレブレーションアナハイム）のステージにも登壇し、このストーリーが語られた。リー・タワージーに関しては、映画『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』のジャパン・プレミアや関連イベントの際に来日し、BB-8やR2-D2を操作している。

RA-7のコスチュームは、1977年公開の映画『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』で着用されたコスチューム。RA-7は、C-3POとR2-D2と共にジャワのサンドクローラーに回収される。EV-9D9のモデルは、1983年公開の映画『スター・ウォーズエピソード6/ジェダイの帰還』に登場し、監督を務めた映画監督のRichard Marquand（リチャード・マーカンド）監督自らキャラクターヴォイスを務めたことでも知られている。Battle Droid（バトル・ドロイド）のモデルは、アート部門によって参考用に用意された等身大モデル。劇中に登場するバトル・ドロイドは、すべてコンピュータ・アニメーションによって作られている。8D8のモデルは、1983年公開の映画『スター・ウォーズエピソード6/ジェダイの帰還』で使用されたモデル。ジャバ・ザ・ハットに仕えた8Dシリーズ製錬ドロイドで、C-3POとR2-D2がジャバ・ザ・ハットの宮殿に到着するシーンに登場する。

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